こんにちは。ぼーんぐんです。
みなさんは人前で素敵な笑顔をなさっていますか。
日本人は外国人と比べて笑顔の下手な国民だと言われています。テレビで見る外国人の弾けるような笑顔を見ると周りがパッと明るくなりますが、日本人女性は口に手を当て遠慮がちに笑うのが一般的です。
また男性陣は笑顔がもっと苦手で、職場ではいつも不機嫌そうに怒っている顔をしている人が大勢います。
しかし逆にサービス業に従事される方は違います。
こういった業種では日々「作り笑顔」の訓練をしているのです。
あるタクシー会社では乗車前の笑顔チェックが義務付けられていて、中高年のドライバー男性も専門の測定器の前で笑顔づくりに余念がありません。
測定器が示す「笑顔100パーセント」になるまで何度もチャレンジする行為を見て地道な努力に頭が下がります。
また笑顔専門のコンサル会社も存在していて、消費者に気持ちよく自社の商品やサービスを購入しリピートしてもらう為にと、職場から教育訓練を託されるのです。
しかし外国人からするとその行為が不思議に感じられるのです。
「笑顔というのは強制されるのではなく自然に出てくるものでしょ」
先日BS放送番組「COOL JAPAN」を見ていますと出演している外国人がこんなことを言っていました。
日本人は「否定するとき」や「怒っている時」でさえ笑顔を見せる。とても不思議な国民だと。
確かにそうですね。
自分の感情を表情で表す前に、日本人は場の雰囲気が悪くはならないかということを優先してしまうのかもしれません。
みなさんは如何ですか。ちゃんと感情に合わせた表情をしているでしょうか。
「自分の意見を言って」は笑い
「何か失敗して」は笑い
「相手にノーを言って」は笑う
そんなちぐはぐな表情をしてはいませんか。
日本人には「愛想笑い」「微笑」「苦笑い」「照れ笑い」「嘲笑い」など同じ笑いの中にも多くの感情を込めてきた日本人独特の「笑顔の文化」があります。
その文化は大切にしながらも、やはり自分の感情を相手に伝えることも大切だと考えます。
東日本大震災の後、沈んだ気持ちを明るくしようと「笑顔カレンダー」が作成されて話題をよびました。
先に紹介した笑顔のコンサル会社の方は言います。
「笑顔は自分のためよりも周りの人の為に笑うもの」
笑顔には、みなが幸せに感じる効果があります。
如何でしょうか。
いつも不機嫌そうに見られるあなた、測定機に頼らなくても自然にできる素敵な笑顔を身につけてみませんか。
きっとあなたの周りに笑顔の輪が広がりますよ。