こんにちは。ぼーんぐんです。
みなさんは普段、町の銭湯をご利用なさっていますか。
「昔は我が町にも銭湯があったけど、今はみんな廃業してるから行けないな」
そんな声も聞こえてきそうですが、今、その銭湯が面白いんです。
男風呂と女風呂に分かれて、川柳を読み合う婚活パーティーの場になってるんです。この取り組みは主に関西圏のお風呂屋さんが中心におこなっています。
大阪は住吉区にある朝日温泉も、そんな雅なお風呂屋さんの一つ。
「風呂は現代の歌垣になりうるか」
そんなタイトルで大阪の読売テレビの番組が、その取り組みを取材していました。
「へぇ面白そう。ところで歌垣って?」
「歌垣」とは、特定の日時と場所に老若男女が集会し、歌を掛け合う風習のこと。
互いに求愛歌を掛け合いながら、対になり恋愛関係になるとされます。
「歌垣風呂」はその歌垣を現代の銭湯で行っているんです。
歌垣風呂プロジェクト代表は「どんどんお風呂屋さんが衰退していて、若者が集まる取り組みをしたい。お風呂屋さんに注目してほしい」思いから始めたんだそうです。
「歌垣風呂」のやり方はこう。
まず相手に顔がわからぬ様に男女別々に集まります。それぞれ脱衣しお風呂に浸かればいよいよスタートです。
川柳のお題は運営側が出します。そのお題に従い即興で川柳を読むのです。
ここではみな匿名です。番号でやりとりされるんです。「男性2番」「女性1番」みたいな感じです。
川柳が出来ましたら運営側に伝え、男風呂と女風呂の「仕切り塀」越しに相手側の参加者へ読み上げるのです。もちろん自分に割り当てられた番号で。
そうして男女交互に歌を読み合い、川柳の出来と相手の声を頼りに気に入った相手の番号を出すんです。
全員の集計の後、相互に相手が気に入ればカップル誕生。実際会ってみてさらに気に入ればお互いの携帯番号の交換する仕組みです。
如何ですか。みなさんも一度参加なさいませんか。
環境の変化、そしてニューテクノロジーなどにより従来型の産業が廃業せざるを得ない事があります。
しかし時代のせいにしてただ諦めるのではなく、このお風呂屋さんの様に、柔らか発想で挑む取り組みに勇気をもらいました。
どんな職場でも行き詰まりは感じるものです。その際に、もうひと頑張り出来ないか、もうひと工夫できないかと知恵を絞り出す事が大事です。
諦めない熱い想いを持つものだけが、その先の活路を切り開くのですね。
みなさんは如何お考えでしょうか。