こんにちは。ぼーんぐんです。
みなさんは「お金発見!突撃カネオくん」をご覧になったでしょうか。
お馴染みの国語辞典についての裏話や興味深い話がありました。
とても参考になる内容でしたから見逃した方へ向けて少しご紹介しますね。
そもそも国語辞典の歴史は江戸時代なんですね。しかしその時代はまだ地域毎の方言が強くてパッとしませんでした。その後明治時代に入り標準語を制定した事を機に一気に全国に広がったんです。
私も学生時代は辞典は常に手元に置いていたものです。真っ黒く手垢にまみれたクタクタ感がカッコ良い時代でした。
しかし今はパソコンやスマホなど電子機器で手軽に検索できるようになりました。持ち歩くのに重い辞典は敬遠されるようになったんですね。
国語辞典の販売量は1998年をピークに減少に転じるんです。
それでも時代に合わせた辞典の改訂は大切なこと。今でも新しい言葉の追加と使わなくなった古い言葉の削除を地道にしてるんです。
新しい言葉探しは大変です。
カメラ片手で街に出て言葉を探しては看板などを撮影する「言葉ハンター」がその任を担っているんです。
コツコツ集める言葉集め(用例採取)は年間4000ほどにもなる地道な作業なんですね。
そして集めた言葉は、次に世の中にどれだけ浸透しているか判断するんです。さまざまなメディアでも使われ国民に浸透していて初めて辞典に採用となるんです。
逆に使われなくなった言葉は辞典から外されます。辞典はこうして常に生きた言葉に置き換えているんですね。
これほど手間暇かけて改訂した辞典も売れなければ自己満足でしかありません。そこで最近辞典として、とても斬新な取組を行っています。
みなさんは、どんな取り組みだと思いますか。
実はプロ野球球団とコラボした辞典なんです。その球団に寄せて作った辞典ですから、例えば広島カープとのコラボ辞典では、"鉄人"と調べると"衣笠"の注釈が出るんです。面白いでしょ。ファンにはたまりませんね。
今大ヒット商品なんです。
またそれ以外でもニッチなニーズを狙った辞典もあるんです。
例えば人を罵る言葉が県別に載っている「罵詈雑言辞典」や、刑事弁護人のための「隠語、俗語、実務用語辞典」それに「異名・ニックネーム辞典」などです。
例えば職場で、
「弁護人の隠語に"ゴンベン"や"サンズイ"があるけど意味を知ってるかい」
なんて質問をして、
「ゴンベンは"詐欺"のことで、サンズイは"汚職事件"のことを言うんだってよ」
など話せば盛り上がりそうですね。
このように「国語辞典」であっても時代とともに変化をしています。生き残りをかけて新しい辞典にも果敢にチャレンジしているんです。
私たちの職場も同じです。
今まで来ていた受注が当たり前のように明日も来る保証など何もありません。来なくなってから気づいたのでは遅いですよね。
「国語辞典」業界の様々なチャレンジに見習い職場の一人一人が時代に取り残されぬように自らのアンテナ感度を高め恐れずチャレンジしたいものです。
そうすればあなたの職場でも「プロ野球球団とコラボした辞典」のように大ヒット商品が生まれるかも知れませんよ。
みなさんは如何お考えでしょうか。