ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

モノには魂が宿る

こんにちは。ぼーんぐんです。


みなさんはモノに魂が宿ると思いますか。私は人や植物と同様にモノにも魂は宿っているんだと思います。


例えばこのような経験をなさった事はありませんか。


毎日利用している車や自転車を乗り換えようと考えて、カタログを取り寄せたり販売店へ出向くようになりますと、急に車や自転車の傷みが目立ち始めたりします。


また、家電やパソコン、スマートフォンにしても同じです。新機種に目移りがして愛用の機器を変更しようかと検討を始めると途端に動きが悪くなったりするのです。


面白いですね。


私は、きっとモノにも魂が宿っていて、所有者の心変わりを機敏に察知をするのではないかと考えます。そしてモノは察知すると、自らの寿命を縮めてしまうのです。


では職場ではどうでしょうか。


モノ作りの現場にはその道の達人がいます。達人は毎日自分の手足を動かすかのように自在に道具を使います。


そのような達人は、決して道具を乱暴に扱ったりはしません。使う前には十分に点検をし道具のクセを熟知しています。


仮に具合の悪くなった箇所が出てきても無理をせず自身の技量で補ったりするものです。


一流と言われるスポーツ選手も同様です。身につける道具の手入れを怠らず、場合によっては自分の道具を他人に触らせることすら拒否するほどに愛着を持つものです。


そのような人たちは道具を信頼していますからから、魂を持った道具もそれに応えようと最高のパフォーマンスを発揮するのですね。


針供養、包丁供養などみなさんもお聞きになったことがあると存じますが、古来から日本人は最後まで使い切った道具達を神社で大切に供養してきました。


もちろん人の扱いも同じです。


丁稚奉公に来た子供達を一人前に育て上げることが職場の責任だったのでしょうね。


さぁ現代はどうでしょうか。


まだまだしっかり使える道具たちを疎かにしてはいませんか。同じ職場で働く後輩の育成をせず、放置してはいませんか。


どんなに優秀な人であっても一人で出来る事には限界があります。


しかし志を同じくする職場の仲間の支えがあり、道具の力を借りることができれば、きっと最高の成果を上げることができるのです。


その事を肝に銘じ「人には親切」に接して「モノは大切」にする様に心掛けたいものですね。


みなさんは如何お考えでしょうか。

 

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