ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

お先にどうぞ!

こんにちは。ぼーんぐんです。

みなさん昨日の「情報7days」はご覧になったでしょうか。

いつもの顔”ビートたけしさん”はもういないのですね。今回から安住紳一郎さんとタッグを組むのは”三谷幸喜さん”になりました。

「おめでとうございます」

劇作家であり映画監督の三谷さんといえば大河ドラマですよね。前回の「真田丸」も楽しみましたが今回の「鎌倉殿の13人」も毎週欠かさず見ています。

「情報7days」での活躍も期待をしています。

しかし、流石にお忙しい三谷さん。三谷さんの新コーナーは間に合わなかったようです。本格的に立ち上がるまで暫くお預けのようです。

今回はそのつなぎのコーナーが放送されましたが、興味深い内容でしたのでご覧になっていない方へ向けて紹介しますね。

冒頭こんな質問から始まります。

「SNSなど現代人が視覚から得ている一日の情報量は、平安時代の人だとどれくらいの期間の情報量に匹敵しますか」

「うーん。一年分くらいかな」

正解は”一生分”なんだと言います。

驚きませんか。いくら平安時代の人の寿命が現代より短いとはいえ、たった一日の情報量が、平安時代の一生分とは如何なものでしょうか。

番組は続きます。

パソコンやスマートフォンなど四六時中情報機器に囲まれて生活している現代人はさらにその傾向は大きくなるようです。

みんな「せっかち」になっているんですね。

「せっかち」とは、「先を急いで、心の落ち着きがないさま」という意味です。少し前までなら、東京をはじめとした都市部の人の代名詞みたいなものでしたが、今や地方の人も都市部と変わりない情報量の中で生活していますから変わりがないのかもしれません。

「せっかち」の傾向は最近の歌謡曲にも表れています。

曲のイントロ部分がなく歌詞から始まる曲が多くなってきたんです。イントロ平均は5秒ほどといいますから「せっかち」ですよね。

また好きな番組視聴も「せっかち」です。

今や録画番組の視聴は”倍速再生”が普通なんです。撮り溜めた録画番組を週末に一気に見る事は、みなさんも経験があることだと思います。現代は倍速視聴が週末だけではなく通常時の視聴になりつつあると言いますから驚きです。

いつも”セカセカ”と歩きまわり、食べ物も噛まずに飲み込んでしまうスピード優先の食事の方法もよく見かける光景になりました。

みな大切なものを何処かに置き忘れてはいないかと思うところです。

そういえば、些細な事で他人とトラブルになったり、人と出来るだけ関りを持たない(関心を持たない)人たちが増えて参りました。

不寛容な世の中です。

大勢の人に囲まれて生活しているのに、みなそれぞれ自身の殻に閉じこもり寂しさを味わっているようです。

残念ですね。

このように処理しきれないほどの情報を溜める倍速生活を続けていると、その内「自律神経の働きに不調」が出て参ります。ストレスの症状です

自律神経には、交感神経と副交感神経があります。車に例えると交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキの役割だそうです。動画の通常視聴は、交感神経と副交感神経がバランスよく半々の状態で保てますが、現代の倍速視聴を続けますとその影響が大きく出ます。

なんと交感神経が八割にまで高まる調査結果があるのです。

こんな生活を続ける人が”心の不調を訴える”のは理解できますよね。ではどうすればストレスを緩和する事が出来るのでしょうか。それには、こんな魔法の言葉があります。

「お先にどうぞ」

車の合流、電車の改札口、エレベータの乗降時など、人と争いそうになるシーンで是非この魔法の言葉を使ってみましょう。

「お先にどうぞ」

きっとあなたの心に余裕が出来、ストレスが緩和する事でしょう。

新年度、新生活、いつも以上に慣れない生活で平常心が失われがちです。魔法の言葉「お先にどうぞ」で張りつめた気持ちのリセットをお試しくださいね。

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