ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

消費者が望んでいるのは価格以外にもある

こんにちは。ぼーんぐんです。

みなさんはご自身で「地元のスーパー」へ買い物に出かけられるでしょうか。

先日「坂上&指原のつぶれない店」を見ておりましたら、ぜひ訪れてみたいと思わせる地元に愛されるスーパーの取り組みを紹介していました。

そのスーパーの名は「エブリイ」です。

エブリイは広島県を中心に45店舗を展開する、年商900億円を超えるスーパーで地元から大変愛されているんです。

このスーパーは売り場の9割が食料品といいますが、他店とは違ったサービスを行っています。そのサービスとは「売り場を自店舗だけで完結しない」ということなんです。

「自店舗だけで完結しない?どういうこと?」

例えば新鮮な食料品。エブリィが仕入れて販売するだけじゃないんです。実は近隣にお住まいの地元農家さんが持ち込み販売している商品だったりするんです。

面白いでしょ。

エブリィの大きな特徴は「売り場の場所代を払えば自分の畑で栽培した自慢の野菜を販売できる」ことです。

しかも販売価格や販売量も生産者の自由。エブリィの白値札とは異なるピンク値札で販売できるんです。

この商品はとにかく新鮮で美味しいと消費者に大好評。いつも売り切れ続出。大変な賑わいになるようです。

エブリィのピンク値札は野菜だけではありません。お弁当やお惣菜にも及びます。地元で人気の飲食店が、販売チャネルの多様化に乗り出そうと積極的に売り出しているのです。

飲食店舗側のメリットは販売チャネルだけではありません。入手しずらい高価なエブリィの調理器具が使い放題だと言いますからありがたいですね。

消費者側のメリットもあります。

エブリィに立ち寄ると、新鮮な食材と地元人気店のお弁当や総菜を一度に買い回る事が出来るので大変便利なんです。

さらにエブリィの売り場はこれだけではありません。一般人の「惣菜販売」も引き受けているのです。

「えっ、お母さんが参加できるの?」

一定の審査を通過した食材であれば”腕に覚えのある”ご家庭の主婦が自慢の料理の販売に挑戦できるのです。

素晴らしい取り組みだとは思いませんか。

昨今、何処へ行っても”代わり映えのしないお店”が多くないですか。販売される商品も安さだけを売りにしたプライベートブランドばかり。消費者への選択肢がなくなってきました。

「なんか買い物がつまらないんだよ」

そのように嘆く消費者の声も聞こえてきます。

その点、エブリィは違います。

それぞれの売り場コーナーには活気があります。並んでいる商品一つ一つに生産者の熱意が感じられるのです。だから少々高くても競う様に売れていきます。

如何ですか。

消費者がスーパーに望んでいるのは価格以外にもありますよね。

超地元密着型のスーパ”エブリィ”の取り組みは、きっと他のスーパーにも好影響を及ぼします。

みなさんは如何お考えでしょうか。

 

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