こんにちは。ぼーんぐんです。
夕方のNHK情報番組で「い・ざ・か・や」ミーティングなるものを紹介していました。
みなさんもご覧になりましたか。
ここで言う「い・ざ・か・や」ミーティングとは、上司と部下の1対1ミーティングをする際のポイントをまとめたものです。
例えば、「い」は「意見しない」、「ざ」は「さえぎらない」、「か」は「解決しない」、「や」は「8割以上、部下が話す」というものです。
要するに部下の話をしっかりと聞きましょうということです。
特にしてはならない事は、部下の話しの途中で早合点をして上司が過去の経験から指導をしだすことです。
大抵の上司は良かれと思い解決策を話し出してしまうのです。
こうなると、部下は折角上司へ相談しに行ったのに、話を聞いてもらえないばかりか、上司の武勇伝を聞かされる羽目になるのです。
結果どうなると思いますか。
上司は、指導した充実感で満足しますが、部下は悶々としたままですよね。これが何度も続くようだと部下は何も上司へ話さなくなります。
そうではなく上司は部下の話をちゃんと聴くという訓練が何より重要だというのです。
「い・ざ・か・や」ミーティングを導き出した背景には、職場の上司・部下のギャップにあります。
あるアンケートによりますと、上司と部下のそれぞれおよそ半数が、互いにギャップを感じているということが分かりました。
調査では「職場の上司・部下にギャップを感じているか」という問いに対し、「とても感じている」「やや感じている」と答えた割合は、上司側は44%、部下側は51%となりました。
また、「上司・部下を理解したいと感じているか」という問いに対して、「とても感じている」「やや感じている」と答えた人は、上司側が75%だったのに対し、部下側は62%にとどまりました。
このような状況から部下を理解したいが、考えていることが分からず困惑している上司が多いのではないかと結論付け、冒頭の手法を提案したのだと言います。
現代はメールやチャット機能などのデジタルでのやり取りが盛んになる一方、対面によるアナログコミュニケーションの量が減っています。
職場の効率的な働き方も拍車をかけているのかもしれません。
私たち職場で働く人はみな感情を持った生き物です。いくらデジタルツールが流行ろうとも、対面に勝るものはありません。
時には雑談を交えてお互いの人間性を理解し合うことも大切なんですね。
上司が部下を理解する方法とは、相手を決めつけず自分を開示する所から始まるのではないかと考えるのです。
より良い職場環境を目指したコミニュケーションの改善は業績にも直結する重要な事柄です。
目の前の業務以上に最優先の課題と位置づけたいものですね。
みなさんは如何お考えでしょうか。