ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

仕事を楽しんでますか

こんにちは。ぼーんぐんです。

今年NHKの番組は大きく様変わりしました。長寿番組が減り新しい番組がスタートしています。

そのうちの一つ「バラエティー生活笑百科」は37年間の長きにわたり馴染み深いものでした。司会は西川きよしさんからはじまり、笑福亭仁鶴さんそして桂南光さんと受け継がれた”庶民目線”の法律番組でした。

みなさんもご覧になっていませんでしたか。

もっともNHK大阪放送局制作ですから、放送地域は限定的だったかもしれませんが、身近な法的トラブルを弁護士が解説する分かり易い番組でした。

その番組の後を受けて4月から始まったのが「探検ファクトリー」です。

漫才コンビ中川家さんと吉本のすっちーさんが地域に根差した町工場などを訪問し、そこで働く職人さんの技術を披露し”日本のモノづくりを再発見しよう”という情報バラエティー番組です。

今日のお昼に視聴した内容は「特殊車両を手掛ける工場」として東京八王子の町工場を訪れていました。

特殊車両とは、普通自動車とは違い、あきらかに作りが特殊な車両の事で、献血車、レントゲン車、競走馬輸送車などがあります。

工場で働く職人さんは、お客様の要望に応えるために様々な工夫をしています。

・移動中に椅子が動かないようにしたい・とにかく収納を多く作ってほしい・移動距離が長いからクッション性の良い座席にしてほしい

その一つ一つに丁寧に答え、木工の加工や床に貼るカーペットの素材や寸法にまで神経を行きわたらせ納品に至ります。

分厚いバインダー一冊分にも及ぶ各パーツの仕様設計に約半年。そして製造にも半年とお客様のフルオーダーに時間を掛けて応えていきます。

まさしく現代の日本のモノづくり。

丁寧な仕事ぶりにお客様も満足されているからこそ事業が拡大しているのでしょう。

現場の職人さんは言います。

「この職場に来ることが楽しい。入社して今まで一度たりとも行きたくないと思ったことがない」

素晴らしい事だと思いませんか。

最近ではどこの職場でも「顧客満足を追求しよう」「お客様の立場に立って考えよう」を教えています。しかしその一方、仕事に面白みを感じないで離職する若者が後を絶ちません。

何が違うのでしょうか。

掛け声だけではなく、上司、先輩のみなさんが生き生きと楽しく働いている姿を見るからこそ、後輩、新入社員がそれに続くのだと思います。

今や何処の業界でも既製品ではお客様への満足は頂けず、自社の商品やサービスのカスタマイズが必要とされます。しかしその労力をコストと考え現場の従業員へ押し付けている職場があるとしたら如何でしょうか。

やらされ感で働く仕事の出来栄えは、必ずお客様へも伝わりますよね。

”自ら仕事を楽しむ”

その姿勢の大切さを改めて感じました。

春から始まったNHK大阪放送局制作「探検ファクトリー」。次回の放送も楽しみにしています。

土曜のお昼の放送ですから時間が合いましたら、みなさんもご覧になってくださいね。