こんにちは。ぼーんぐんです。
みなさんは大河ドラマ「鎌倉殿の13人」をご覧になっているでしょうか。
しかしこの後平家打倒に大きく貢献したにも関わらず頼朝と敵対してこの世を去る事になります。
残念ですね。
斬新な騎馬戦法を駆使し戦術の天才とされる義経は、戦略面でも大変優れていたといいます。しかし義経は戦略家ではあっても政治家ではなかったんです。
一方、頼朝は終始政治家でした。
頼朝は戦も政治の一部として、戦後構想を思い描きながら戦争をマネジメントしていたんです。
戦後に頼朝は朝廷から人事権を奪取したかったため、義経が頼朝の許可なく朝廷から官位を得てしまった事が、すれ違いのはじまりだったんですね。
頼朝のリーダーシップの特徴は「慎重な思考」と「聞き力」にあります。
他人の言葉を鵜のみにしない慎重な判断力や危機管理能力と、聴き力を兼ね備える事で武士中心の政権を確立して行ったのです。
義経のように、大きな成果を出すのに認められない人は、私たちの職場にもいますよね。
それは「その人にしか出来ない特別な能力(技術やノウハウ)を独占的に持っている人」です。
一見すると会社には必要な人材のように見える人たちですが、業務の全体最適を図り効率的にしようとするときには、ネックになる可能性が高い人たちなのです。
1人のプロフェッショナルに仕事が集中すれば、残業過多や、対応待ちによる進捗の遅滞を招くリスクがあります。
職場では、その人の持つスキルを開示して後進の育成に役立てたいと考えますが、開示が上手くはいかないケースが多いのです。
彼らは「自分にしかできない仕事」はプライドであり、職場におけるポジションを維持する源泉ですから、おいそれとは賛同してくれません。
よく耳にする言葉があります。
「個人で出せる成果は限定的。組織の成果は無限大」
個人対応ではなく、職場みんなで対応できれば会社は益々大きく発展するものなのです。
それには会社全体の共通の価値観を従業員全員に理解納得させる事が大切なんですね。
「自分は何のために働いているのか」
今一度自問してみたいものです。