ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

あなたの花を咲かせましょう

こんにちは。ぼーんぐんです。

 

いよいよ梅雨入りの季節ですね。

 

そして梅雨の時期に咲く代表的な花といえば「アジサイ」です。青や紫、ピンクなど美しい色合いが魅力です。

 

しとしと降る雨音と、しっとり濡れたアジサイの花を見ると穏やかな心持になってまいります。

 

みなさんはアジサイの花はお好きでしょうか。

 

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しかし同じ地域に住み、同じ時期に梅雨入りし、同じようにアジサイの花を観ても綺麗と感じる人もいれば、そうでない人もいます。

 

その違いは何でしょう。

 

例えば多忙で、毎日目の前の仕事に追われ気持ちの余裕がなければ、綺麗な花が咲いていても気づかないかもしれません。

 

すべては花を観る側の心のあり方によるのです。その人の置かれた状況によって変化するのです。

 

他の場面に置き換えても同じことが言えます。

 

・同じことをしても、楽しめる人と楽しめない人がいる

・同じものを観ても、感動する人と感動しない人がいる

・同じ研修会へ参加をしても、気づきがある人とない人がいる

 

全ては「心のあり方」によるのです。面白いですね。

 

室町時代初期に活躍した猿楽師「世阿弥」が、こんな言葉を残しています。

 

「花は観手に咲く」

 

みなさんはこの言葉をご存じでしょうか。

 

世阿弥は能を見て美しいと思ったり、素晴らしいと感じたりする感動を「花」と表現しました。そしてその「花」は、能を舞っている演者にあるのではなく見ている観客に咲くといったのです。

 

この言葉は、そのまま現代のビジネスにも通じます。

 

ビジネスにとっての「花」とはあなたの会社の価値、または商品の価値のことと言えます。そしてその価値は、売り手のあなたにあるのではなく、お客様に「咲く」のだということです。

 

あなたの会社が提供されている商品やサービスは、きっと練りに練られた素晴らしい商品やサービスに違いないでしょう。しかし、その素晴らしさはあなたの商品やサービスにあるわけではありません。商品やサービスの価値はあなたが決めるのではなく、お客様が決めるのですから。

 

そして価値を感じるお客様もいれば、感じないお客様もいます。

 

全てはお客様の置かれた状況によって価値は変化するのでした。

 

お客様の状況を捉えて、適切なタイミングで、適切な言葉で、適切な商品とサービスを呼びかけましょう。

 

あなたのビジネスの花をお客様に咲かせるために。

 

みなさんは如何お考えでしょうか。