こんにちは。ぼーんぐんです。
昔から”無くて七癖”という言葉があります。どんな人でも多少は癖があるものだということです。
みなさんも癖をお持ちでしょうか。
私の職場には”絶対”を口癖にしている同僚がいます。
「絶対この時間にきてね」「絶対に先に入らないでね」、いつも強く求めてきます。
別に私は時間にルーズなわけでも忘れん坊さんでもありません。しかしいつも彼は絶対をつけて確認してくるのです。
これは彼自身の行動についても同様です。
会議の場や商談の際に、自分の発言に威力を持たせ、また自分自身に安心を与えるため”絶対”を多用して言い切るのです。
「聞いている側は何度も耳にすると不快に感じることもあるよ」そういって癖を改めるように忠告しますが、暫くするとまた戻ってしまいます。
彼は相手に有言実行する強い人間との印象を与えますが、一方とても神経質で几帳面な一面を持っています。
成果を出すために練られた彼の計画はいつも綿密なもので、きっとその計画に狂いが生じないように自分に厳しく、また相手にも厳しさを求めているのでしょう。
彼は自分にも、人にも厳しく生きているのです。
しかし私は思います。
「世の中に絶対なんてことはない」のだから、軽々しく絶対にという言葉は使うべきではないのではないかと。
世の中に絶対があるとすれば、それは”人間の致死率”ぐらいです。人は100%死ぬということです。これは疑いようがありません。
そして同時に、人の一生は時間が無限にある訳ではなく有限だということを知るのです。
それであれば、最期の時を迎えるまで楽しくやるのも一生だし、苦しんだり我慢するのも一生ですよね。
本当にやりたい事の為に時間を使う勇気がなくて、最期の時に後悔したくありません。
だから私は幸せを感じる時間をなるべく多く持とうと思うのです。
職場の同僚は”絶対”という口癖を使い自分を鼓舞し精一杯楽しんで生きているのでしょう。
みなさんも、同じ一生なら楽しみませんか。
我慢せずに自分の常識から一歩出てみるぐらいの勇気を持って行動してみては如何でしょうか。
彼の口癖をまねて言うならこうです。
「”絶対に”楽しみましょう」ですね。