こんにちは。ぼーんぐんです。
休日の朝の情報番組で、怒りを抑える6秒ルールなるものが紹介されていました。
人は怒りを感じた際にその感情をその場で爆発させるのではなく一呼吸置くことで冷静な対応が出来るといいます。
その感情コントロールの時間が6秒。
そしてその6秒のカウントで使えると、今SNSで話題になっているのがクリスタルキングの往年の名曲「大都会」の出だしなんです。
歌詞「あー果てしない・・・」の部分です。これでキッチリ6秒。
懐かしの名曲を改めて聞いていますと、さわやかな曲調が怒りとは無縁で確かに効果がありそうだと思う一方、これを怒りの場面で即座に思い出せる心の余裕があれば、そもそも自己コントロール出来ているのではないかとも思ってしまうのです。
みなさんは怒りっぽい方ですか。
連日の暑さと梅雨特有の湿気で、少しのことでもイライラしそうですが、そんな際には「大都会」出だし6秒を思い出してみてくださいね。
そもそも他人の行動にイライラを募らせるのは、自らの学びが足りていないからともいえます。
そう感じたエピソードを一つ紹介します。
先週、営業同行した出張先の市街地でのこと。
競合先を視察する目的で、お得意先様との集合場所に向かっていたのですが、最寄駅から現地までの道順が定まらない営業に感情の高ぶりを覚えました。
人は知った気になり思考が止まると何もわからなくなるという例です。
「東へ直進して2本目の信号のある交差点を左折」
営業は、駅前ですれ違った会社員に道を尋ね、そう答えられたからそれが唯一の正解だと考え思考を停止するわけです。
しかし事前に伺っていたお得意先様の話では駅から1分ほどの場所。先のルートで向かうと走っても間に合わない距離です。
「おい、違うんじゃないのか、直接電話をかけてみてくれないか」
案の定、目の前の道を渡った先のビルだったのです。
人は知らないことや思い込みがあります。
「知っている人」は、自分では理解しているのですが、「知らない人」に説明する際に言葉を端折って説明することがあり正しく伝わらないものなんです。
・自分の言葉は適切に相手に伝わっているだろうか
・相手の言っていることを自分は正しく理解しただろうか
コミニュケーションとはいつも言葉足らずで誤解を受けたり信頼を落としていたりするものです。
自分がわかった気になって、相手が分からなくなるからコミニュケーションが上手くいかなくなる。知らないことを知るっていうことがどれだけ難しいかということを改めて考えます。
そして「人には思い込みがある」と学ぶことです。
そう考えると、仮に相手が間違ったことを伝えてきても腹が立たなくなるわけです。
人はそういうものだって学んでいるからなんです。
つまり、人は自分が知っているものがすべてだと思うし、自分の知っているものと他の人が知っているものが違うなってことを忘れる生き物だということ。このことを学ぶと腹は立たないんです。
自ら学ぶことで、他人の行動にイライラしなくなるか、それとも、クリスタルキングの「大都会」のイントロを使い怒りを抑えるか。
さあ、あなたはどちらを選択なさいますか。