ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

忘れさせない努力

こんにちは。ぼーんぐんです。

 

連日の暑さに心が折れそうです。

 

私の体がソフトクリームなら自宅から出て最寄り駅につくまでに溶け切ってなくなってしまいます。また、前日から冷凍庫に入れていたアイスのようにカチカチに固くなっていてもホームで消えてなくなるでしょう。

 

今日も暑いんだろうな。

 

職場に着きさえすれば、エアコンのお世話になって一日中快適なデスクワーク・・・っと行きたいのですが、ダメなんでした。節電ですよね。

 

職場では室温28度設定に従わざるを得ません。

 

また定期的な換気が促されますから、折角部屋が冷えてきても外の熱風を取り入れたらまた一から冷やし直しです。

 

そのうち私だけこっそりと、氷水を入れたバケツをデスク下に忍ばせて、足を突っ込んでやろうかと考えています。

 

みなさんの暑さ対策は何でしょうか。

 

 

一般的に外出時の暑さ対策といえば女性陣が使っている「日傘」が思いつきます。この「日傘」、ここ数年は男性向けの広告をよく目にします。

 

「男性用日傘」いかがですか。

 

男性でも気になるシミやしわの予防にもなりますし、何より外の直射日光をかなり弱めてくれますから涼しいのです。決して侮ってはいけません。

 

まあしかし、部下の手前「ちょっと失礼して日傘をさすよ」ともいきませんので、もう少し市民権を得るまで様子を見ることにします。

 

ところで、みなさんは傘を忘れた経験はあおりでしょうか。

 

強い日差しを避ける「日傘」のほか、夏場の夕立に備えて「雨傘」も常に携帯されている方もおられます。

 

また、出先で急に雨に降られ、仕方なく買ったコンビニのビニール傘もおありでしょう。雨が降っているととても重宝する傘ですが、雨が止むと邪魔なんですよね。

 

濡れているからカバンには入れたくないし、手に持っても出っ張っていて持ちにくいんです。そして持ち慣れないからつい立ち寄り先のお店や、電車の中に置き忘れちゃうんです。

 

JR西日本ではこのように置き忘れた傘を年間20万本も廃棄しているといいます。とてももったいない事です。

 

これは、ワンコインショップにも置かれるようになってジャンプ傘でも500円で買えたりしますので、わざわざ傘を取りにいかないなどの背景があるのかもしれません。

 

そもそもどうしたら傘を忘れなくなるのでしょうか。

 

私はその答えは「傘への愛着」にあるのではないかと思います。

 

・大切な記念日に買った傘

・お友達からのプレゼントの傘

・奮発して買った高級傘

 

この様な傘ならきっと気にかけますから忘れることも少なくなるのではないでしょうか。

 

・どこにでもビニール製だから

・ひとのものと見分けがつかないから

・安くて使い捨て感覚

 

逆にこのような傘には愛着を持てません。ですから自然と扱いが雑になるのです。

 

モノづくりが得意な日本人は、もともとモノを大切に扱う人種でした。もったいない精神から大切に修理をして扱っていたのです。

 

現代は大量消費の時代を経て使い捨てに抵抗感がなくなってきています。しかしこれからは持続可能な開発目標(SDGs)の時代になってまいります。

 

今一度傘に限らず、身の回りの雑な扱いをしている品がないか点検する必要がありますね。

 

そして、私たち自身も時代に使い捨てされぬように気を付けねばなりません。

 

さきほど愛着を持たれない傘の特徴をあげました。

 

「どこにでもある・・」

「ほかと区別がつかない・・」

「ただ安くて便利なだけ・・」

 

私たちも日々独自の個性を磨き、自らの価値を高める努力を怠らないようにしましょう。そうしないと残念な未来しかやってはこないのですから。

 

そうでした。JR西日本の先ほど触れた情報を思い出します。

 

「年間20万本もの”忘れられた””引き取り手のない”傘の大量廃棄」

 

JR職員はこう言います。

 

「廃棄するにはとてももったいない事です。中にはまだ新品同様なものがあったり、まだまだ十分使える品がたくさんあるのに・・」

 

みなさんは如何お考えでしょうか。