こんにちは。ぼーんぐんです。
みなさんは「油絵」はお好きでしょうか。
歴史的な作品に多い「油絵」は美術館や個展でもよく見かけます。しかし鑑賞の仕方を誤りますと「油絵」の良さを見逃してしまいます。
間近で見ると全く山に見えない「油絵」も、数メートル離れて見ると素晴らしい雪山に見えるから不思議です。
「油絵」にはキャンバスから後ずさりした距離が一番良く描かれている場合が多いものです。キャンバスまでのベストな距離が各々違うという事になります。
”耐震構造の父”と称された「内藤多仲さん」が設計した「二代目通天閣」や「東京タワー」も同様です。
真近で見ますと塔の迫力は感じるものの全体の美しさは見られません。本当の綺麗な姿を写真に撮ろうと思いますと、数キロ離れた場所からの撮影がお勧めなんです。
何でも好きなものには近づきたくなりますが、綺麗に見たければ、そこには一定の距離が必要だということです。
毎日一緒にいるパートナーや仲間より、少し距離のある知り合いの方が良いように思いがち。
毎日口喧嘩しながら住んでいる家族よりも、離れて暮らすたまに気を使ってくれる身内を褒めてしまうもの。綺麗に眺める存在と、いつも近くで元気をくれる存在は別ものです。
比べるものではないのに、遠い物は欲しくなり、本当に必要な大切な物を疎かにしてしまいます。
欲求はいつもないものねだり。
欲しいものと必要なものは分けて考えるべきなのでしょうね。
みなさんは如何お考えでしょうか。