ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

詐欺・正論

こんにちは。ぼーんぐんです。

 

先日極端な投稿を見ました。

 

人を惑わす「占い師」や「スピリチュアル」は嘘をついてお金儲けしているだけだから、決して信じるべきではないといった種類の投稿です。

 

これは本当でしょうか。

 

世間を騒がせる大きな事件があると「それ見たことか」とことさらに強調をした極端な発信が目につきます。確かに一部で悪質な行為をしている人がいるかもしれませんが、そのほとんどが詐欺なんかではないと思います。

 

 

「目に見えないもの」「不確かな物」は全て嘘だと決めつけて良いとは思えません。

 

私たちの住む現代には、まだまだ学問で解明されていないことがたくさんあります。

 

宗教や自己啓発はある意味では洗脳的な行為かもしれません。しかし今の科学や社会の常識とされるものも、洗脳じゃないと言い切れませんよね。

 

誰もが科学で解明されていることだけでは、目の前に起きている不可思議な現象に納得できていないから「不確かなものに頼る」のです。

 

例えば、これからお盆の時期を迎えますと多くのご家庭では「先祖供養のお参り」が行われます。また、受験シーズンや年末年始には神社仏閣などで「願かけ」をします。

 

これも「目に見えないもの」を信じて生きている表れですよね。

 

人の心は単純ではありません。その人の心を動かしたいから「理論武装して力づくでコントロールしようとしている」と思うのです。

 

「言葉には魂が宿る」という言葉を聞いたことはありませんか。

 

先人達は言葉を「言霊」と呼び、そこに込める思いや深い意味を大切にしてきました。言葉は、使い方によっては人を傷つけ、時には殺すことも出来ます。 一方、言葉は人に勇気を与え、活力を生みだし、人に大いなる力を与えることも出来ます。

 

また「心に描いたとおりになる」もよく聞く言葉です。

 

稲盛和夫さんは言います。ものごとの結果は、心に何を描くかによって決まるんだと。

 

「どうしても成功したい」と心に思い描けば成功しますし、「できないかもしれない、失敗するかもしれない」という思いが心を占めると失敗してしまうと解説されます。

 

とても共感できる言葉です。

 

先人たちが教えてくれるこれらの言葉は、年を重ねるにつれ心に届きます。決して詐欺などではありません。

 

人の心は単純ではありませんから、理論武装した正論だけでは人は動かないということなんですね。

 

みなさんは如何お考えでしょうか。