ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

ひこうき雲

こんにちは。ぼーんぐんです。

 

夕方空を見上げましたら、ひこうき雲が見えました。

 

既に飛行機が飛び去って時間が経ったのでしょうね、雲の輪郭がぼやけています。

 

「世界が平和でありますように」

 

心の中でそっと呟きます。

 

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そして呟いた後に苦笑いをしました。普段見ない珍しい現象を目にしますと私はついお願い事をしてしまいます。

 

こういった行為は私だけなんでしょうか、それとも日本人特有の行動なのでしょうか。

 

おかしな条件反射です。

 

夜空に「流れ星」を見た時もそうです。

 

誰が決めたルールかわかりませんが「流れ星が消えるまでの僅かな時間に願い事をすると叶う」なんていう都市伝説もありますもんね。

 

だから秋から冬の時期に流星群のニュースを耳にしますと「願い事が叶えられるチャンス」とばかりに上空を見上げます。

 

みなさんもそのような経験はありませんか。

 

別に本人は天体に興味があるわけでもなく、流星群の自然現象の鑑賞を目的にもしていません。

 

ただ我が願い事を叶えるために上空をひたすら見上げるのです。

 

地域によっては薄曇りの日もあるでしょうし、街灯の多い都会の空は光が溢れてよく見えません。

 

それでも、ニュースで教えてもらった時間帯と流星群の方向を手掛かりに目を皿のようにして流れ星を探します。

 

そしていざ見つけたかと思うと、誰も聞き取れない物凄い早口で一気にお願い事をするのです。

 

「xvWあldjgこいん・・・」

 

考えてみたら滑稽ですよね。しかも誰に向かってお願い事をしているんでしょうね。

 

流れ星の実態は大気圏内で燃え尽きようとしている宇宙ゴミです。

 

流星群の星のかけらである隕石ならばロマンもありますが、寿命を迎えた軍事大国が打ち上げた偵察衛星の部品の一部だとすると・・・幻滅です。

 

知らぬが仏と何も語らぬ方が良さそうです。

 

自然の営みに感動し自然と手を合わせて感謝をするのは日本人特有だと聞いたことがあります。

 

さきの流れ星やひこうき雲もそうですが、元日のご来光に代表されるように太陽に手を合わせることも、また深夜の満月に手を合わせることもあります。

 

恵みの雨や、穏やかな海や湖面に向かって安寧をお祈りすることも不思議ではありません。

 

しかし平和を願う気持ちは日本人だけではありません。地球の裏側でも同じです。

 

自然現象である「ひこうき雲」や「流れ星が」、「幸せを運ぶ飛行機」や「ロマンを感じる隕石」であることを願うばかりです。

 

決して「生活を破壊するミサイルがつくる雲」であったり、「軍事衛星からの落下物の燃え尽きる光」であってはならないと思うのです。

 

みなさんは如何お考えでしょうか。

 

今日も最後までお読みいただき有難うございます。今日は記事投稿中に裏で流していた曲は荒井由実さんの「ひこうき雲」。

 

いつ聞いてもいいメロディですね。

 

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ひこうき雲 - 荒井由実

 

白い坂道が 空まで続いていた

ゆらゆらかげろうが あの子を包む

誰も気づかず ただひとり

あの子は 昇っていく

何もおそれない

そして舞い上がる

 

空に 憧れて 空を かけてゆく

あの子の命は ひこうき雲

 

高いあの窓で あの子は死ぬ前も

空を見ていたの 今はわからない

ほかの人には わからない

あまりにも 若すぎたと

ただ思うだけ けれどしあわせ

 

空に 憧れて 空を かけてゆく

あの子の命は ひこうき雲

 

空に 憧れて 空を かけてゆく

あの子の命は ひこうき雲

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私の好きな曲です。