ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

新今宮の天龍ラーメン

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


朝の通勤時、不覚にもガムのポイ捨てを踏んでしまったようです。

 


場所は駅の改札に向かう階段。

 


それから右足の靴底のガムが気になって仕方がありません。

 


「畜生!どこのどいつや」

 


靴底のガムはなかなか取れないんですよね。

 


また私は体が硬いので靴裏の状態すら覗き見ることもできません。

 


「あぁ困った」

 


右足だけ引きずって歩くわけにもいかず、ホームの椅子に腰掛けて靴を脱いだところで、靴底のガムをうまく取り除く自信もありません。

 


気持ち悪いまま職場へ出勤です。

 


みなさんも同じような経験はありませんか。

 


犬のフンを踏むよりはマシですがガムも大概気になりますよね。

 


しかしこれが厄落としになったのか、仕事はいたって順調でした。取引先との商談も順調なら、部署間の連携、会議での宿題もすべて片付きました。

 


人生こんなものですね。

 


嫌なことがあっても良いことも同じだけある。プラスマイナスゼロ。

 

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夕方、客先からの帰り道、気分転換に少し遠回りして新今宮の「天龍ラーメン」に立ち寄りました。

 


昔ながらのカウンター席、チグハグな椅子の一つに腰掛けて豚骨醤油ラーメンを味わうと、気分がリセットされます。

 


「美味いな」

 


ここは1.5玉の大盛りが無料ですから得した気分になれるんです。それに客はみんな笑顔でラーメンをすすります。

 


常連客が「大将、今日二万すったよ」と呟いたら、大将が「なーに、明日取り戻せるさ」と慰めてくれます。

 


みんなラーメンだけじゃない下町の味を楽しんでるんでしょうね。

 


店を出て、ガムで引っ付く靴底を気にしながら乗り込んだ電車の窓から見える通天閣がさらに私に勇気をくれます。

 


「明日はきっといい日になるよ」

 


新今宮は嫌なことがどうでも良くなる素敵な街ですね。