ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

それって同じやん

こんにちは。ぼーんぐんです。

 

普段生活をしていますと「それって同じやん」って思うことはないですか。

 

特に”もの”の名前が同じだと困ります。

 

 

同じなのに別の言い方をするって紛らわしいんです。「どうせなら名前を揃えたらどう」って思ってしまいます。

 

もしくは特徴をもっと出して全く別物にするのもいいですね。

 

そうじゃなければ「二つ以上の名前がある意味ってなに」と考えたりします。

 

例えばこの時期の”おはぎ”がそうです。

 

春にはおんなじ顔をして、同じお店で”ぼたもち”って名前で出ています。ですから私などは買う時に恥ずかしい思いをするんです。

 

「えっと、”ぼたもち”を六つください」
「はい。”おはぎ”ですね。六つ有難うございます」
「あっ、すいません”おはぎ”でした。六つ」

 

何かお店の方に悪いこと言った気分になります。

 

何とかなりませんか。

 

そういえば昭和歌謡曲にこんなのがありました。

 

小林旭さんの「昔の名前で出ています」。みなさんはこの歌をご存じでしょうか。

 

こんな歌です。(歌詞だけですが・・)

 

京都にいるときゃ
忍とよばれたの
神戸じゃ渚と名乗ったの
横浜(ハマ)の酒場に戻ったその日から
あなたがさがしてくれるのまつは
昔の名前で出ています

 

「いやぁ懐かしいな」

 

この歌からすると「私のことが好きなのなら別の名前でも探しだしてね」ってことですね。

 

私は”餡子餅”を愛する食いしん坊ですから名前に拘っていてはいけないんです。もう今日から”おはぎ”と”ぼたもち”を季節によって呼び分ける名前の違いは受け入れることにします。

 

多少お店で買う時に違った名前で呼んでしまい恥ずかしい思いをしても気にしないことにします。

 

でもね、これはどうでしょう。これはいけませんよね。

 

それは”油そば”と”混ぜそば”です。

 

これこそ名前を統一すべきじゃないですか。

 

これは季節には関係ありません。同じなのに通年この名前で売っています。

 

お店の前の”のぼり”にも「油そば」と大々的にアピールしているお店があれば、少し離れたお店には「混ぜそば」の看板がかかった店名が目を引きます。

 

「おいおい、どっちも汁なし麺でしょ。かき混ぜて食べる麺なんでしょ」

 

そう思ってしまうお客さんは、きっと私だけではない筈です。なのに今日もきっと二つの名前で出てるんですよね。

 

これは消費者を惑わす罪で行政処分級ですね。そうは思いませんか。

 

そしてカレーライスのお店でも感じることがあるんです。

 

「そうあの赤いヤツの呼び方。付け合わせです」

 

美味いんですけどね。

 

福神漬け」

 

みなさんこれをなんとお読みになりますか。

 

”ふくじんづけ”ですよね。でも家内は言い張ります”ふくしんづけ”だと・・

 

神を”じん”と呼ぶか”しん”と呼ぶかの違いです。

 

家庭内不和を生むこんな食べ物はいけません。

 

きっと最初に作った人は、美味しいから名前をちゃんと決めなかったんですよ。困ったものです。

 

私は穏やかな性格ですから家内を立てますので何の争いにもなりませんが、世の中には福神漬けの呼び名がもとで破綻した夫婦もいるはずです。

 

これは大変な事です。早急に名前の統一をはかってもらいたいところです。

 

しかし、よくよく考えてみますと名前が複数存在するのは当たり前の事でした。

 

かくいう私もそうです。そしてこの記事をお読みになっている方もそうかもしれません。

 

SNSのハンドルネームはまさに別名ですものね。

 

リアルな世界の実名と、SNSの世界の別名。

 

みんないろんな顔を使い分けているんですね。

 

別にそれを統一する必要もなければ結びつける必要もないわけです。

 

小林旭さんの「昔の名前で出ています」の歌詞のように、好きなら探してくれますものね。

 

「こうでなきゃいけない」って固い頭ではいけません。いろんな呼び名があっていいんです。

 

みなさんはいくつの名前をお持ちでしょうか。