ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

似たもの同士

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


みなさんは「類は友を呼ぶ」という言葉をご存じでしょうか。

 


気の合う人たちや、趣味や好みが似ている人たちというのは、自然に集まってくる、という意味です。

 


似ている人どうしは自然に集まってくるんですね。

 

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今日は職場の話です。

 


私の職場では定期的にフロアーのクリーンアップを行っています。

 


不要になった書類の整理整頓です。

 


各自、書類を必要なものと不要なものに分け、不要なものは捨てます。 また必要なものは取り出しやすい場所に置いておくことで職場がスッキリすると共に普段から従業員へ整理整頓の意識を高める効果を狙っています。

 


先週も整理整頓の日を迎えました。

 


慣れた先輩社員を中心にテキパキと作業が行われます。不要な資料は段ボールに入れ廃棄業者へ溶解処分してもらいます。

 


午前中に積み上がった廃棄ダンボールの数は30箱ほど。結構あります。

 


箱の中をのぞいて見てみますと、会議で使った説明資料などが目につきます。その場限りの資料配布は最低限にするなど改めて従業員へのコスト意識を持たせる取り組みが必要だと感じます。

 


職場の複合機には、コピーやプリントをした際にかかる一枚あたりのコストを貼り付けていますが、既に景色の一部になっていて効果がありません。

 


意識付けの新しい作戦が必要ですね。

 


また社内のペーパーレス化の取り組みも芳しくありません。

 


プロジェクターへの投影、ノートパソコンの配布など環境の整備は進みましたが、年配社員への忖度から一定数のプリントは残ってしまいます。

 


多少は仕方ありませんね。

 


さて、積み上がった廃棄の段ボールはいつまでもフロアーに置いていても仕方ありません。廃棄場所まで運ぶ必要があります。

 


放っておくと年次の若い従業人へ皺寄せがいきますから、いつも私が一箱めを運ぶようにしています。

 


そうしますと皆が動いてくれますから、あっという間に片付きます。

 


「さぁ、運ぼうか」

 


頃合いを見て全員へ声をかけます。予め一番軽そうな箱に目星をつけ担ぎ上げますが、今回は箱を間違いました。

 


目一杯入っています。ズッシリ腰にきます。

 


声をかけて注目された状態で箱を変えるわけもいきませんからそのまま廃棄場所まで運びます。

 


「アイタタ!」

 


結局腰を痛めてしまいました。

 


身の回りを心配してくれる部下が気遣ってくれますから、総務課からアンメルツをとって来て腰に塗るよう頼みます。

 


ワイシャツを捲り上げ、腰に広めに塗ってもらいますが様子が違います。

 


「あれっ、あんまりヒヤッとしないな」

「消費期限が過ぎたんですかね」

 


平和な会話が交わされます。そして、もう年なんですから廃棄箱は運ばないくださいねと叱られます。

 


その後、突然素っ頓狂な声をあげます。

 


「ま、間違いました」

 


何かと振り彼の手を見ますと、腰痛のアンメルツのはずが、液体タイプのウナコーワ

 


効かないはずです。

 


「類は友を呼ぶ」

 


少しとぼけた彼は私に丁度いい可愛い奴です。

 


似たもの同士ですね。

 


みなさんの職場にも可愛い奴はいますか。