ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

無防備なおしり

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


ブルッブルッ

 


最近の気温の低下で朝の職場が冷えてきました。

 


特に足元が寒いんです。

 


まだパッチを履くには早すぎますし、足をもじもじさせているとトイレを促されかねません。

 


あぁ、きっと私の脚の筋肉量が足りないんですね。何故なら若手社員は寒そうな素振りもしていませんから。

 


私も部活を張り切っていた学生時代は、太もものサイズでズボンを決めているほど逞しかったんです。でも最近ときたらトホホです。

 


動かないとダメですね。

 


また今は減量にも取り組んできますから朝食を抜いていることで熱量がダウンしているのでしょう。仕方ありません。

 


これはもう寒さを忘れるほど仕事に励むしかありません。

 


よーし今日も頑張るぞ。そう気合を入れたら、ギュルル。ありゃ?

 


気合を入れてお腹に力を入れたら急なさしこみです。

 


いけない!お腹が冷えたようだ。

 

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自然な排出は減量にとっても大切なことです。急いでトイレに向かいますと生憎ウォシュレット故障の貼り紙がありました。

 


しかし使えれば問題ありません。

 


そのまま扉を開いて急いでお尻をむき出し便座に腰掛けます。

 


うっ。一瞬息が止まりました。

 


私のつるりとした無防備なお尻に、氷の様な便座がお出迎えしたのです。

 


危うく少女の様な悲鳴を上げるところです。

 


「おいおい危うく死にかけたよ。ウォシュレットの故障の貼り紙の横に"便座の冷えには注意!"と書いといてくれないと。」

 


独り言を言って苦笑いです。

 


スッキリしたお腹を摩りデスクに戻りますと、懐かしい顔が私に微笑みかけてきます。

 


おぉ久しぶり。

 


関東支社から本社の要件で戻った同期が、談話室へ誘いに私の席に座って待っていたんです。

 


温和な彼は私を見るなりゆっくり立ち上がり席を譲ります。

 


「ちょっと早いが今から行こう」

 


そう言いながら彼の温めてくれていた椅子に腰掛けようとして、再び災難が降りかかります。

 


おっとっと、ガタン!!

 


正直冷や汗が出ました。今度こそ三途の川が目の前です。

 


人の体には自然のセンサーが備わっています。

 


普段座り慣れた椅子の高さを体のセンサーは覚えているんです。

 


椅子に座ろうと屈んだ際に、このあたりが座面だよと椅子を見なくても体が反応する仕組みですね。

 


しかし今回は違いました。

 


私を待つ間、同期の彼は私の椅子の座面を悪意なく下げていたんです。自分の座りやすい位置までね。

 


それに気づいていない私には低すぎる位置になっていた座面に体のセンサーが異常に反応。転けまいと慌てたんです。

 


肝を冷やしました。

 


振り返れば今日は災が3つもありました。

 


長い人生ですからこんな日もありますよね。

 


・お腹が冷え下した

・便座の冷たさに触れ心臓が止まりかけた

・椅子に座り損ね肝を冷やした

 


でも正直言いますと、良かったこと、救われた事がひとつあるんです。なんだと思いますか。

 


実は災いの起こった順番。この順番に救われたんです。

 


だってもし、トイレに駆け込む前に椅子に座り損ねていたらと思うとね。ゾッとするでしょう。

 


この順番で感謝しています。

 


みなさんもお気をつけくださいね。嫌な事が2度ある日は、特に3度目にご用心ご用心。

 


そしてこんな日でも忘れてはならないのが良い事も探してみること。

 


なんでもいいんです。

 


最後にひとつ感謝する事で災いを後に引きずりませんからね。

 


これぼーんぐん流です。

 


嫌な事があったらお試しください。