ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

ICチップは嫌だ

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


寒いですね。

 


私は毎朝コート着て、マフラー巻いて、手袋をして出勤しています。

 


勿論マスクもしていますから、目を除くと外から地肌は見えません。

 


鉄壁です。

 


でも駅に着きますとこのままではダメです。電車の改札では定期券を出さないと通れませんからね。

 


仕方ありません。折角の暖かい手袋をとって、カバンの中からICOCA定期券を取り出します。

 


そしてカードを手にして読み取り場所で"ピッ"っと鳴らして改札を抜けます。

 


もう面倒臭い!

 


ズボラなココロがムクムクしてきます。

 


カバンの中にICOCA定期券が入ってんだから自動的に無線で探して欲しいんだけど・・笑

 


でもセキュリティ上ダメなんですね。

 


ICチップのスキャンの範囲は敢えて10センチに制限しているようです。

 


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もうかれこれ20年ほど前の思い出話です。

 


大手印刷会社の営業マンに連れられて先方の会社のデモ室に連れて行かれたことがありました。

 


大きな会議室の扉を開けますと、そこはコンビニエンスストアの店内を模した作りになっています。

 


何事かと身構えますと、カゴをひとつ渡されて好きな商品を取ってくれと言ってきます。

 


不審に思いながらも適当にいくつか店内の商品をカゴに入れた後レジに行きますと、担当営業がカゴの中身の金額を一瞬で計算したんです。

 


なんだ?

 


実はこれが私とICチップとの初めての出会いです。商品にはそれぞれICチップがつけられていて、レジに行くとカゴの中を瞬時に計算したんです。

 


凄い!

 


ICチップの価格は当時一つ100円ほど。

 


価格がこなれると一気に社会に普及すると話を聞きました。

 


そして現在、残念ながら営業マンの期待通りの普及とまでは行ってません。

 


私の知る限り、ICチップのレジはユニクロ、GUぐらいでしょうか。日用品など単価の安い品を扱うスーパーでは見かけません。

 


ICチップの単価は当時の1/10ほどに安くなりましたがそれでもバーコードには対抗できませんね。

 


ですから今だにスーパーはレジ待ちの大行列が解消されず、無人レジも効果は限定的のようです。

 


昨年、犬や猫といったペットへICチップを埋め込むことが義務付けられたと聞きますが、確かにペットの管理の面では無限の可能性を感じます。

 


「そのうちヒトにもICチップの埋め込みが義務付けられたりして」っと映画の世界のようなことを考えていますと、海外ではその動きがあるようなんです。

 


既にイギリスやオランダなどでは試験が始まっていると聞きます。

 


ひょっとすると日本でもマイナンバーカードの普及次第では将来現実のものになるかもしれませんね。

 


あぁ、ヒトもモノのように管理される時代がやってくるのかと思うと嫌になりますね。

 


そう思うと、少々寒くても文句を言わず、手袋をとってカバンの中からICOCAの定期券を取り出すことなど何でもありません。

 


みなさんは如何ですか。体にICチップを埋め込まれたいですか?

 


このままでは銀河鉄道999の世界観。ヒトはみな番号で管理され機械の身体を欲しがる時代が来るかもしれませんよ。