ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

武田信玄の言葉が道しるべ

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


松本潤さん演じる徳川家康大河ドラマ「どうする家康」をみなさんはご覧になっているでしょうか。

 


歴史好きな私、ぼーんぐんとしては毎週欠かさず見ない訳には参りません。

 


日曜の夜は夕食やお風呂、翌日の準備も早めに整えたうえでテレビの前を陣取っています。

 

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前回放送はいよいよ戦国武将最強と言われた武田信玄が上洛を目指すシーンでした。この後、家康と信長の連合軍に三方ヶ原で完勝するわけですが残念ながら上洛は夢と消えます。

 


なぜか。

 


出陣前から患っていた病により人生を終えてしまったんですね。あぁ無念!もしそのまま勝ち続け上洛が叶ったならば、今の日本は大きく変わっていたかもしれません。

 


武田信玄の強さの秘密は”人”にあると言われます。しかし人だけではありません。兵糧についても見逃すことが出来ないんです。

 


戦国時代の兵糧は戦の勝敗を左右するもの。侍にとってはコメに並んで味噌が重要だったんですね。今の長野県で信州味噌の生産が盛んなのは武田信玄が作らせたからだともいわれています。

 


侍は戦に備えて体を鍛えることが仕事でした。

そして戦場でタフに仕事をするためにはスピーディーな栄養補給が必要なのです。味噌には塩分やミネラルが豊富に含まれタンパク質も摂れますから当時のパワーアップフーズだったんです。

 


味噌は例えれば、漫画「ドラゴンボール」に登場する「仙豆」の様な物。1粒食べれば体の疲れもケガもすっかり回復する!みたいなものだったかもしれません。

 


現代に生きるみなさんのパワーアップフーズは何でしょうか。

 


私は何だろう。

 


えーっと、ラーメンや餃子、トンカツの類も好きなんですが・・毎日3食食べても飽きない元気の源と言えばやはり”白米”ですね。

 


そして、お弁当にするならば”おにぎり”です。中の具材は梅干し!!

 


互いに相手を傷つけあう戦いの場面での食事は真っ平御免ですが、行楽地で風呂敷を広げて談笑しながら食べるおにぎりは格別です。

 


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さて、3月から育てているメダカのビオトープですが、先日針子(メダカの稚魚)が無事に誕生しました。ぱちぱちぱち。

 


その数10匹ほど。

 

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百均プラ容器の中を、小さいながらも元気良くスイスイ泳ぎまわっています。私は針子を見るのはこれが初めてですが本当に針の様です。虫メガネやハズキルーペの類でそっと観察しています。

 


針子が生まれたら次はどのように育てるかが課題です。

 


と言いますのは針子の”口”は針子よりもっと小さいわけですから親メダカと同じエサはとても食べる事が出来ません。ネットを検索してしてみると植物プランクトン(親の飼育水に自然発生する)やゾウリムシ(既に培養中)、生クロレラが良いとあります。

 


不慣れで大変です。

 


しかし実はわたしがのんびり眺めているこの小さな百均プラ容器が、針子たちにとっては戦場なんです。

 


針子たちは孵化してからの二週間が生死の分かれ目。餓死するか生き残るかの生存競争が繰り広げられているんです。

 


この戦場で生き残るためにどうするか。それは他の針子より少しでも早く大きくなる事しかありません。

 


成長が遅れると、ときには他のメダカの餌として食べられてしまう事だってあるんです。共存共栄や平和主義なんて言葉は通用しないんです。

 


武田信玄が生きた戦国時代も、メダカの稚魚も、強いものだけが勝ち残る環境なんですね。いや厳しい。

 


ふと現代の日本は大丈夫なのかと心配します。他国の脅威におびえ物価高に庶民は右往左往してはいないか。将来に向けた備えは適切かと。

参考になるのは戦国武将の武田信玄の有名な言葉です。

 


「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」

 


有名な言葉ですから耳にした方もいらっしゃると思います。

 


戦国時代、他国の武将が立派で頑丈な城を築いている中、武田信玄は立派な城を築くよりも強い武士を育て(教育)ことの方が大切だと考えました。

 


さらに信玄は「信頼してこそ人は尽くしてくれるもの」とも考え、家臣とのコミニュケーションに重きを置いたそうです。

 


今の日本は城を築くことに注力しすぎていないか。

 


そこで暮らす人の言葉に耳を傾けているだろうか。

 


ハズキルーペを通して見る百均のプラ容器で泳ぐ針子たちが、お互い弱いもの同士で傷つけあい右往左往する庶民に見えてきました。