ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

秋の味覚待ちきれず。サンマと器と居酒屋と

 

こんにちは、ぼーんぐんです。

 


今年はサンマが、お手頃な値段で手に入るようですね。

 


先月のニュースでは、「今年のサンマは例年になく豊漁で、サイズも大きく脂ものっている」と、映像と共に伝えられていましたが、本当でしょうか。

 


あれから10日。残念ながら、わが家の食卓にはいまだ登場していません。

 


みなさんはもう、サンマを食べましたか?

 


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庶民の味方・サンマは、やっぱり塩焼きに限ります。

 


今ではすっかり見かけなくなりましたが、かつては各家庭の庭先で、七輪などを使って網焼きしていたものです。私も、そんな光景を懐かしく思い出します。

 


もくもくと立ちのぼる真っ白な煙、食欲をそそる香ばしい匂いがあたり一帯に広がる。夕飯時になると、「昨日はお隣さん、今日はお向かいさんがサンマかな」と、立ち上る煙を見ては今や遅しと心が躍ったものです。

 


それほど、サンマは日本の秋を代表する魚として、親しまれてきました。

 


ところが近年は不漁続き。すっかり“高級魚”になってしまいました。

 


せっかく手に入れても、やせ細って小ぶり。しかも冷凍物だったりすると、とても胃袋を満足させることはできません。

 


だからこそ、「今年こそは!」と、大ぶりでぷりんとした“生サンマ”を食べたくて、張り切っているのです。

 


手に入れたサンマはIHグリルへ。ジュッと焼き音を立てながら焼けていく姿に、食欲がそそられます。

 


焼きたてを急いで皿に盛り、あらかじめ準備しておいた大根おろしを添える。そこに少しだけ醤油をたらして‥これが、最高にうまい。

 


ぷりぷりの身を箸でほぐしながら、その食感を楽しむ。口いっぱいに広がる濃厚な旨味は、何度味わってもたまりません。ほろ苦い内臓も、また格別の珍味。

 


ああ、早く“生きている”実感を味わいたい。

 


 


週末のお昼の情報番組で、「予約の取れない話題のお店」が紹介されていました。

 


そのお店では、四季折々の旬の食材を使った創作料理が、こだわりの大きな器の中央に、わずかに盛りつけられて提供されていました。

 


すこしアンバランスにも感じられる演出を見て、番組に出演していた女性お笑い芸人が、悪気なくこうコメント。

 


「洗い物が大変そう。ワンプレートでもいいのに」

 


思わず笑ってしまいましたが、主婦目線は違うものだなぁと感じた瞬間でした。

 


お店の狙いは、“器を舞台装置として使う”という演出にあると感じます。

 


大きな器に対して少量の料理を盛ることは、余白が生まれ、視覚的な美しさや緊張感が引き立ちます。

 


また、少量でも「選び抜かれた食材」であることを強く印象づける効果もあるのでしょう。

 


料理を五感で楽しむための設計、とも言われる器。その器は、料理を活かすこともあれば、過剰になれば料理を殺してしまうこともある。

 


和食は“器の文化”。

 


悩ましいところです。

 


 


そう思うと、我が家のサンマも然り。

 


先の番組コメンテーターのように、もし主婦の深層心理が、「コンロの掃除や生ゴミの後片付けが重荷」と料理以外のところに抵抗を感じているのだとしたら‥。

 


これはもう、自宅で無理をしてはいけません。

 


「秋刀魚入荷!」ののぼりを目印に、居酒屋に向かうとします。

 

 

 

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