ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

メダカ飼育からの学び

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


暑くもなく寒くもない過ごしやすい気候になりました。年間を通して今の季節が一番過ごしやすいんじゃないでしょうか。

 


そして過ごしやすいのはメダカにとっても同じことです。

 


振り返れば3月の初めは気温の不安定さから、越冬したメダカ達の半数が急激な水温変化に耐えられずに落ちるという衝撃的な事態が起きました。

 


それが5月に入り我が家のメダカ達は、やっと水温が安定した事で水中をビュンビュン元気に泳ぐようになっています。

 


メダカ達が元気になると針子の誕生も活発です。

 


親メダカを飼育しているトロ箱の産卵床から有精卵を取り出して、メチレンブルー希釈液で満たした別容器に取り分ければ、10日ほどで簡単に針子が誕生します。

 

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しかしそれからが大変です。

 


針子が稚魚になるまでの2週間ほどは細心の注意が必要なんです。

 


何故ならば、生まれたての針子は私のような老眼では見えないほどとても小さく、上手に餌を食べられなければ餓死が待っているんですね。

 


ところが人工餌をふり撒いても上手く針子の口に入らない。そんな苦労があるんです。

 


そんな時は人工餌だけに頼らないで青水(グリーンウォーター)飼育が有効です。

 


青水とは、植物プランクトンを豊富に含んだ水のこと。親メダカを飼育していると自然に飼育水が緑色になり青水が出来るんですね。

 


針子の飼育水をこの青水で満たし、青水に含まれる自然の植物プランクトンを与えてあげれば少しずつ針子が大きくなってくれるんです。

 


さらに餓死を防ぐ意味ではゾウリムシも有効です。今年も種ゾウリムシをジモティから入手してエビオス錠で培養し始めました。

 


青水、ゾウリムシで針子が稚魚になり、その後は人工餌とミジンコで無事に大きく育ってくれる事を願って、毎日成長する姿をドキドキして見守っています。

 


今年の目標は、美しい三色模様のメダカを育てることです。錦鯉の如く小さいながら体に迫力ある三色模様のメダカが生まれる事を期待をしています。

 


飼育はいいですね。

 


私は飼育を通じて、自然の摂理や生命の尊さを学び、心の豊かさを感じています。

 


飼育には失敗や苦労がつきものですが、その都度新たな発見や気づきをもたらしてくれます。私の感性を磨く貴重な経験なんです。

 


みなさんも、何か大切に飼育しているものがあるのではないでしょうか。どうぞその感性を大切になさってくださいね。