ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

三日月に乾杯!

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


仕事終わりの電車の窓から何気なく空を見上げますと、とっても綺麗な三日月が見えました。

 


全体の三割ほどが黄金色に輝いています。

 


満月を愛でる人は多いですが、三日月もオツなものですね。ずっと見ていられます。

 


三日月は謙虚ですね。

 

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満月のように、夜空の星々を押し除けて空一面を独り占めするわけでもなく、でもしっかりと存在感をアピールしていますから。

 


電車に揺られ、建物に遮られながら見え隠れする三日月を目で追いますが、やがて見えなくなりました。

 


「三日月見えなくなっちゃったよ」

 


そういえば日本を代表するメーカー花王石鹸がロゴに使っていましたね。

 


そうだ、みなさんは初代の花王石鹸のロゴをご存知でしょうか。

 


初代のロゴは三日月が今とは逆の向きだったんですよ。ビックリですよね。そしてそこに右を向いた男の人が描かれていたんです。

 


やがてロゴも時代と共に変わります。

 


これから満ちていく月を表現しようと左向きになったんです。縁起を担いだんですね。

 


そして月に描かれた男性の顔が女性に、その後さらに親しみやすい子供の顔へと変わります。

 


ロゴには取引先やお客様と共に、一層愛され発展していきたい思いが込められていたのかもしれません。

 


この姿勢は現代にも繋がりませんか。

 


自社だけが儲かれば良いのではなく、三方よしの精神が長続きする秘訣です。

 


また人間関係もおんなじです。

 


成果の独り占めはいけません。みんなで勝ち取るものです。

 


自分だけが目立って成果を欲張れば、困った時にもう誰も助けてくれませんからね。

 


それよりもみんなで得手を寄せ合って大きな成果をあげる方がはるかに価値があり長続きするんです。

 


もちろん家庭でも同じこと。

 


家族が助けてくれているからこそ自分が輝くことができる。お互いにそう思い合う気持ちがあるから家族みんなが幸せになれるんです。

 


三日月に感謝です。

 


忘れがちな謙虚な姿勢、傲慢な気持ちを抑える大切さを改めて気づかせてくれましたから。

 


今夜は三日月に乾杯ですね。

 


みなさんは如何ですか。謙虚さをお忘れではありませんか。

 


自分を見失いそうな時は三日月をご覧になってください。きっと大切な何かに気づかせてくれますから。