こんにちは。ぼーんぐんです。
みなさんの職場環境は恵まれていますか。それとも飲み屋での愚痴が欠かせない職場ですか。
ヒトは誰でも職場の環境によっては大きく輝けるものです。
今日は「人が辞めていく過酷な職場」を斬新な仕事ルールで大きく変えた事例をご紹介します。
「私もそんな職場で働きたい」と思う事必至です。
どうぞ最後までお付き合いください。
そもそもどんな会社が、どんな革命的な働き方を採用したのでしょうか。順を追ってみていきますね。
その会社は、鮮度の良い海産物を扱う売上も上々の会社でした。しかし、さらに利益を上げたいと考えた社長が徐々に過酷な職場にしていったんです。
それは従業員の徹底管理。
職場の至る所に監視カメラを設置し、従業員に心理的な圧力をかける手法を使っていきました。
また、効率化の一環として工場内の体の動かし方など細部にわたるルールがあり、違反すると厳しく指導もしました。
社長は、人を職場に縛り付け、自分の思うように人を動かす事が会社をうまく回らせる事だと思っていたからです。
もちろん従業員達は悲鳴をあげます。
厳しい監視下に置かれてフラストレーションがたまる従業員たちはやがて職場を離れるようになりました。
さらに長年社長の右腕として活躍していた協力者まで自分の元を離れることになり、間違いに気付いたんです。
まず社長自ら現場に出て肌で職場の雰囲気を感じてみました。そこで人間関係の実態を感じ取ったのです。
「このままでは会社は潰れる」
いい仕事の前には従業員同士の良い関係からだと気付いたんですね。
そこで閃きました。退職者が続出する職場を劇的に変えたルールはこれです。
「無断欠勤オッケーな職場」
働く人が自由に日程を決めることのできるフリースケジュール制の導入です。
社長が改めて従業員に向き合った時、休みたい時に休めない事が大きな不満であることに気付いたんです。
だから、思い切って子育て世代の多い従業員に寄り添う形の制度に取り組んだんです。
更に徹底します。休む理由も、事後報告も不要としたんです。
これにより離職率が大幅に減少します。そしてその結果スキルが上がりノウハウが貯まるようになったばかりか、年間の人件費までが圧縮されるようになりました。
従業員たちは、出社時間も退社時間も自由に決められるので、時間に追われて急ぐ必要はありません。家事を済ませた後に決めればいいからです。
また他にも驚くべきルールが存在します。
それは「嫌い表」。
自分がしたくない仕事の種類を「嫌い表」に記載しておくと、この会社ではその仕事をやってはいけないというルールまで存在するんです。
もう信じられません。
会社では「ヒト、モノ、カネ」が大事だと言われていましたが、従来「モノ」と「カネ」ばかり目が行っていました。
ここにきてやっと「ヒト」に目がいくようになってきたんですね。
人的資本はヒトの知識や技能を資本として捉える経済学上の考え方です。競争力の源の考えといってもいいでしょう。
最近では"週休3日制"を試行する企業も出てきました。これも"ヒト"を大切にする考え方の延長線上にあるといえます。
この取り組みは、今までは子育ての両立など仕事とプライベートのバランスを保つワークロードバランスに基づくものとする考え方が多かったのですが、
最近では、増えた休みで"副業"や"自己のスキルアップ"に時間を使うケースも多くなっており時代と共に変化しているんです。
このように今後も"ヒト"に着目した取り組みが増える事でしょう。
もう誰も、ハラスメントが横行する古い体質の職場では働きたくはありませんからね。
みなさんの職場でも取り組まれては如何でしょうか。