こんにちは。ぼーんぐんです。
天気番組で面白いクイズをしていました。
時の記念日の6月10日に、大阪と札幌で日の出の時間を比べますと、大阪は4時44分なのに比べて、札幌は3時55分でした。東に位置する札幌は大阪より1時間ほど日の出が早いんです。
ではここからがクイズです。
「同じ日の大阪と札幌の”日の入り時間”はどうなるでしょうか」という3択クイズ。
お分かりになりますか。
A. 札幌が大阪よりも1時間早い
B. 大阪が札幌よりも1時間早い
C. 大阪も札幌もほとんど同じ
私の考えた答えはA.でした。
正解はC. 「大阪も札幌もほとんど同じ」なんです。
思わずテレビに叫びました。「なんでや~!」
解説は続きます。
「夏至の日とは、1年のうちで昼間がもっとも長い日です。今年2022年の夏至の日は6月21日となります。
しかし、昼間がもっとも長い日が”日の出がもっとも早く、かつ、日の入がもっとも遅くなる”わけではないんです。
日の出がもっとも早い日は、夏至より1週間ほど早く、大阪では6月10日から16日の期間が該当します。この現象は、日本中どこでもほぼ同様です。」
無知な私は初耳でした。
さらに続きます。
「昼間の長さは、太陽の高さで決まります。つまり、太陽が空の高いところを通過すれば、それだけ空を横切る時間が長くなるわけです。
そして太陽が空のもっとも高いところを通過するのは夏至の日なんです。
しかし日の出・日の入の早さ・遅さを決めている要因はもうひとつあって、太陽の動き方にあります。
地球から見ると、太陽が空を動いているように見えますが、この動き方が年間を通して一定であれば、日の出・日の入りの早さ・遅さは昼間の長さだけで決まります。しかし、実際には、太陽は季節によって動くスピードが違うのです。
これは、以下の理由によるものです。
・太陽の通り道である黄道と天の赤道が23.4度傾いているため、太陽が天の赤道に対して動く速度が一定ではない
・地球の公転軌道が楕円であるため、太陽の日々の進みが一定ではない
そのため、日の出がもっとも早い日は、夏至より1週間ほど早くなります。
具体的には大阪ならば夏至の日が4時45分なのに比べ、6月10日から16日は4時44分となり、この期間が最も早いんです。
またこの理由によって冒頭のクイズの日の入り時間が、”大阪と札幌がほとんど同じ”となるんです。」
いや、まだまだ知らないことがたくさんあるものです。
ぼーっと生きていたら笑われますね。