ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

手強いおばぁ

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


「元気があれば何でもできる」

 


かつての燃える闘魂の言葉です。私も同感です。

 


大方の職場では、元気よく働いて叱られる事はまずありません。

 


元気よく明るい笑顔で働いている人の周りは気持ちが良いものです。

 


しかし毎日同じ様には参りません。多少の気分の浮き沈みがあって当たり前。

 


人間ですもの。

 


でもカラ元気を出して明るく振る舞えば落ち込んだ気分も幾分マシになるもんです。

 


"気分は自分でコントロール出来る"

 


そういうものだと思います。

 


私が最近よく通うコンビニの店員には元気な女性の店員がいます。

 


いらっしゃいませ

有難うございました

レジ袋はご入用ですか

 


誰よりも元気に明るい声を出しイキイキと働いています。レジだけではなく品出しも手際がとてもいいんです。入荷したパンや惣菜をテキパキと棚の中に整えていきます。

 


ほんと見ていて気持ちがいい。

 


そんな彼女は高齢者。

 


少し腰も曲がっています。でも若い外国人留学生や大学生アルバイトに負けずに仕事をこなしているんです。

 


凄いですね。

 

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人生100年時代になりました。年金の受給年齢も知らない間に引き延ばされ、いつまで経っても安心した老後を迎えられそうにありません。

 


そんな中で、体が元気なうちは人に迷惑はかけないわよとばかりに現役の労働力になって働いている彼女に拍手を送ります。

 


彼女の得意技はテキパキした体の動きだけではありません。時折り会話の中にちょっとしたギャグを挟んでくるんです。

 


関西人の血ですかね。

 


レジ袋にお客様の買った商品を詰める際、袋のサイズの選択を間違えてキチキチに詰めてしまった時はこんな感じ。

 


「あらぁ袋がパンでパンパンねー」

 


また品出しの際、本来陳列する場所と間違えて並べてしまった折には吉本ギャグが飛び出します。

 


「しまったしまった島倉千代子

 


ちょっと古めのギャグもお構いなし。そして言った後でご自身で楽しげに笑いますから周りも釣られて笑顔になります。

 


彼女のいる店内はいつも明るいんです。

 


よーし私も負けてはおられません。この"おばぁ"を逆に笑わせてやろうと企みます。

 


何を言おうかと思案しました。

 


そうだ。最近レジで精算しますとレシートに"パン20円の割引券"がついて来ます。

 


しかしこの割引券を使いますと、その精算したレシートにまた次に使える新しい割引券がついて来るんです。

 


これだ!私はとっさに狙いを定めました。

 


そして今日の精算の際、またまた出て来たパンの割引券を見て、おばぁにこう言ってやりました。

 


「こりゃ割引券の無限ループやな。まるで割引券の回転ドアやぁ」

 


「・・・」

 


しばしその場の時が止まり、やがて"おばぁ"が口を開きました。

 


「お次の人どうぞー」

 


あー無念。スルーです。完敗立ち直れません。

 


そのとき燃える闘魂の言葉が頭をよぎります。

 


"元気があれば何でもできる"

 


いや、できない時もある様です。今日私は静かな一日になりそうです。

 


みなさん、私が元気を取り戻せる"おばぁ"へのリベンジギャグをお授けください。