ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

バスで行くお墓参り

こんにちは。ぼーんぐんです。

 

今日はお墓参りの1日です。

 

発達しながら北上する台風7号の影響で少し早めにお盆のお墓参りを計画ました。

 

手には数珠、ローソク、線香に墓花を持ちツバの広い帽子を被ってのお出かけです。

 

空を見上げると今日もカンカン照り。ギラギラの太陽が燃え盛っています。

 

「こりゃクラクラしそうだ」

 

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お寺までの移動は自家用車で快適に行きたいところですが、これだけガソリン価格が上がると控えねばなりません。

 

私はここ数年環境配慮型の生活を続けており、近地への移動はもっぱら自転車を愛用しています。

 

しかしこの暑さではその自転車も諦めざるを得ません。いかに環境に配慮した自転車でもこの暑さにふらつき、思わぬ怪我をしてしまっては周りの人に迷惑をかけることになりますからね。

 

ですから今日は無理をせず公共交通機関を使って移動することにしました。

 

"バス"

 

みなさんは普段の生活シーンでバスを利用されますか。

 

私は滅多に利用しません。

 

今日乗るのも何年ぶりでしょうか。と言うか自宅から最寄りのバス停を使ってバスに乗るのは初めてかもしれません。

 

もちろん私はバスが嫌いなわけではありません。それどころか観光地や社員旅行などでの現地移動では定番のバスは欠かせませんからね。しかし今日の様に日常の生活シーンで使うシティーバスとなると話は別です。

 

初めてのことは何でもドキドキするもの。バスも同じ。だから今日は少し楽しみでもあるんです。

まずはバス停探し。

 

最寄りのバス停を探します。これがまた意外と近くにありました。何と家からバス停まで"何分"とお伝えするより"何歩"と歩数でお伝えできるほどの距離でした。

 

実は四軒隣のお宅の横の角を曲がればバス停があったんです。近いでしょう。でもね乗らない人には停留所が近くにあっても街の景色の一部でしかなく普段気にも留めてないんですよね。

 

バス停が分かれば次は時刻表と乗り方の確認です。スマホで検索すると、後ろの扉から乗車して前の扉から下車。下車時に支払うタイプでした。

 

バスの料金は市内どこまでいっても210円!。わかりやすい料金設定です。

 

定刻を待っていざ出発!

 

乗り込んで周りを見回すと利用者はほぼ高齢者でした。そして車内は全員が座席に座れる程度の混み具合です。

 

意外と快適かも。

 

バスの運転手も慣れたものです。高齢者に優しいスタートをしてくれます。見慣れた町内をゆらりゆらりとのんびり走ります。時折右に左に大きくカーブしその都度車体も大きく傾きますが大したこともありません。そして赤信号には静かに止まります。

 

乗り心地も悪くありません。

 

赤信号の停車中、窓の外に目をやりますと相変わらずの眩しい太陽光線が容赦なく地面を焦がします。

 

歩道を歩く人は皆額に玉の汗。心底バスに乗って良かったと思います。

 

そうしている間にいよいよ目的地に着きました。半時間程度のバスの旅もお終いです。

 

さて、ここからお寺までの徒歩移動は覚悟が必要です。建物の影や公園の樹木の影を選んで歩を進めたいと思います。

 

ポーチに入れた数珠やローソク、線香と、手にした墓花を今一度確認し、つばひろの帽子をしっかりと被り直して背筋を張ります。

 

よし行こう。

 

お墓で待つ父をはじめご先祖様の元へ近況の報告と日頃の感謝の言葉を伝えにいってきます。

 

みなさんはお墓参りをなさいましたか。

 

年代が上がるにつれ回数が増える傾向にあると言うお墓参り。四十代では六割の方がお参りされる様です。

 

そしてその時期として七割の方がお盆の時期と答えます。

 

お墓参りは、故人を偲んで冥福を祈り、感謝の気持ちを伝えるという意味があります。

 

暑い夏場は、お墓参りより楽しい行楽地へとつい足が向きがちですが、私がバスで向かった様に少し趣向を変えるとお墓参りも楽しめますよ。