ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

胃痛からの学び

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


「痛ィタタタタ‥!」

 


今朝方、急な胃痛に見舞われて救急車のお世話になりました。

 


ご近所さんの手前、救急車を呼ぶ事に多少の躊躇いもあったんですが深夜から続くあまりの胃の痛みと嘔吐に耐えきれず弱音を吐きました。

 


「救急車よんどくれぇ」

 


うずくまった私の蚊の鳴くような声に息子が応えてくれました。

 


胃痛は突然前触れなくやってきます。みなさんもお気をつけください。

 

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私の場合、きっと前日食べた食品に起因した食中毒の類だろうと決めつけていましたが、搬送先の病院では結局原因を特定するまでには至らずでした。

 


「暫く様子をみましょう」と帰宅を促される事に。

 


保険診療で二万円以上の検査費を出費をしたのに原因が特定できないなんて「なんなんだよ!」っと怒ってみたいところですが、そんな元気もなく素直に帰宅しました。

 


「痛いよぉ」

 


38度の熱と倦怠感そして節々の痛みはその後もしばらく続きます。泣きっ面に蜂とはこの事だなと実感します。

 


まぁ幸い、コロナやインフルエンザなどの感染症は全て陰性であることが判明したので、家族や職場の皆にこれ以上の迷惑をかけることがないことだけが救いでした。

 


しかし謎は残ったまま。

 


「リリィーーン、リリィーーン」

 


ぼぉーと、うつろな頭で思いを巡らせていますと、先ほどの救急病院からの帰宅後のフォローの電話がかかりました。

 


「近くの医療機関で追加で胃カメラ検査をしてくださいね」

 


おいおい、あなたとこ救急病院やん。何故行った時にしてくれなかったん?

 


とも言えず、ご丁寧にお世話になりましたとお礼まで言う始末。心と言葉は別の人格が現れます。

 


そう言えば担当医から胃が大変荒れていると診断されていたんでした。

 


胃が荒れてるって何?胃潰瘍かい?そんなことないよね。自問自答しながら念の為に潰瘍をスマホでググってみます。

 


こんなのが出てきました。

 


潰瘍の原因はストレス、飲酒、喫煙、カフェイン、塩分の多い物や辛い物、熱いものを多く摂取しすぎることで発生します。

 


ふむふむ。どれも思い当たらんな。

 


私は常々青年を自称する中年親父。毎日柳のようにお気楽に暮らしてます。

 


何もかも適量をわきまえ、過ぎる事を控える仙人のような生活をしているので思い当たることはありません。っと言いたい。

 


しかし本当にそうかと真面目に心に聞いてみると少し違うことも。

 


心の赴くままに人生を謳歌しているかというと、いささか怪しくなってきます。

 


「過去と他人の意思は自分の思うようにはならぬ」この言葉は社会人になりたての頃先輩から聞いた言葉です。

 


本当にその通り。

 


長い社会人経験をしていますと思い通りにならぬことなど誰しも経験しますよね。

 


私にも思い当たる事柄の一つや二つはあります。それを知らぬ間にストレスとして溜め込んでいるのやもしれません。

 


家内は言います。

 


あなたは考えすぎる面があるからねと。

 


でも、皆そんな一面ありますよね。

 


考えるポイントに違いはあれ、みなそれぞれ大胆な面も繊細な面もあるから面白いんだと思うんです。

 


仮に私が人より繊細なのであれば、それは自分の特性です。その特性を丸ごと受け入れて気をつけるしか方法はありません。

 


私は常々どんな事柄も見方次第だと思っています。

 


ある面から見れば良くないことでも、視点を変えれば良い見え方もする。視点を変えてみるかどうかだと。

 


例えば今回の胃痛の件も、視点を変えれば良い面が見えないわけではありません。

 


直ぐに思い浮かぶ分かりやすい例は体重減少。

 


胃痛の症状が落ち着くまでおよそ3日。その間熱も下がらず食事もロクに摂ることも出来ずにいましたから二キロも減ったんです。

 


そう思うと凄くないですか。

 


ダイエット本だと二キロの減少は大変なこと。それをあっという間にスッキリしたお腹周りになったんですからね。

 


そして改めて普段の食生活や健康を疎かにしてはいけないことを実感できた事もプラスな事です。

 


また、目に見えないプラスの気づきもありました。

 


それは家族からの助け。あたたかさを感じた事です。

 


加齢とともに徐々に変化する我が身。ひとりでは辛いこともだんだん増えてきています。そんな時に頼りになるのはなんたって身近な家族なんですよね。

 


今回はよく分かりました。

 


救急車に同乗し苦しむ私のそばに寄り添い不安げな顔で付き添ってくれた息子。また、帰ってきた私にお粥を炊いてずっと体調を気遣ってくれた娘。

 


二人ともいつの間にか立派に大人になってたんだな。頼りになるなって嬉しくなりました。

 


二人の成長と優しさに触れ少しばかり胃の痛みも忘れるほどです。どんな薬や主治医にも勝るのは家族ですね。

 


そう思うと今回は胃痛を経ていい勉強をしました。

 


近いうちに胃カメラの予約をとりに行こうと思います。これからの二人の成長をもっと見てみたいですからね。

 


みなさんも体調にはお気をつけくださいませ。