ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

酷い検査場

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


他人事だと思っていた感染症の陽性になりました。

 


 


大きな病院に併設されただだっ広い駐車場の一角に造られた仮設長屋が今日の舞台です。

 


長屋に入り足元を見るとアスファルトに白いペンキで塗られた36、37、と続く番号や、黄色く縁取られた車止めが目に止まります。

 


確かにここは元駐車場です。

 


その場所へ垂木とトタンで作られた簡素な長屋が一軒建っています。入り口には「発熱外来」の文字。扉がないため中を容易に覗くことができます。

 


天井からは1番から順に振られた番号が吊り下げられ、長屋の中を細かく仕切ったブースを識別しています。

 


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正月から続く発熱は3日経過しても下がることはなく38度前後を行き来しています。流石にそろそろ救急車のお世話になることにしました。

 


電話をして暫くすると、けたたましいサイレンと共に自宅前に救急車が停車します。

 


やはりご近所の目が気になりますが仕方ありません。意を決して乗り込みここから搬送された病院が先ほどの検査場です。

 


検査場は吹きっさらしですから換気は抜群ですが、きっと健康な人でもここに10分も座れば自然に病気になるのではないかと思うような厳しい寒さが体に耐えます。

 


ブルッ。

 


私は救急車で搬送されたらVIP待遇だと勝手なイメージを持ってました。

 


沢山の看護師さんの出迎えを受けて特別な入り口から入り、誰よりも先に先生の診察を受けられるんだと。

 


それはドラマの話。幻想なんですね。

 


私が到着した場所は普通の町医者に行くのと同じです。歩いてこようが、救急車だろうが関係ありません。来たもの順で診察するようです。

 


診察までの行程はこんな感じです。

 


まず丸椅子の待合で問診を書いてから、検査ブースで検査があり、先生の診察を受ける流れですが一向に進む様子がありません。

 


丸椅子から番号で識別された検査ブースに通されるまでおよそ1時間。鼻にこよりのような物で検体採取された後にさらに1時間の待機があります。

 


もうここまで来ると患者はみんなグッタリ。

 


明らかに到着した時より具合が悪くなっています。立て続けにくしゃみをしたり、咳き込んだり。なは水を噛む回数も半端ではありません。

 


日本の医療も酷いものです。

 


ようやく先生様のお出まし。

 


ブースから順番に長屋奥の簡易診察室へ通されます。ドアもありませんからみんなの状況が丸聞こえです。

 


私の聞いていた限りですと約8割が陽性者でした。多いですね。

 


やがて私の番になりました。診察室へ通されますと先生との距離3メートルの場所に患者の椅子があります。

 


遠っ!

 


まるでコントのよう。

 


また先生は異国の方のようです。カタコトの日本語で説明されますが内容がわかり辛く、距離が遠いから声も不明瞭で聞き取れません。

 


結果は陽性でした。

 


隣にいた看護師さんにフォローしていただいてなんとか理解しましたが酷い対応でした。

 


ニュースでは感染者数の発表を最近では気にしなくなっていましたが、それではいけませんね。まだこの病気は解決されていませんものね。

 


社会活動を活発にすると、どうしても私のように感染者もまた増えるんです。

 


そして未だ決定的な治療薬はありませんから自力で回復するしかありません。

 


病気に対抗するのには、よく食べてよく寝ること。心も体も健康が一番ですね。

 


みなさんもお気をつけくださいね。