ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

相手の立場に立って考えること

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


みなさんは車椅子を押した経験はありますか。

 


足の怪我をしたり、高齢になってきたりと体が不自由になってくるとお世話になるのが車椅子ですよね。

 


でも残念ながら1人で軽快に移動することは難しいものです。

 


医療関係者か誰かの助けがないといけません。

 

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先日、車椅子を介助する側の経験をしました。

 


2人の子育てでベビーカーを操った経験をしていましたからなんて事はないと侮っていましたが、いやはや大変なものです。

 


まず重量。

 


小さな子供ではありませんから大変です。そして車椅子自体も重量があります。

 


大人でも頑張って踏ん張らないと動きません。

 


左右にあるブレーキも発見です。

 


車椅子への乗降で動かぬように止めておかなければなりませんものね。

 


でも一番重要なことは乗っている人の身になって考えることなんです。

 


ただ後ろから押せばいいのではないんです。

 


荷物を運ぶ台車ではありません。大切な人を移動する道具ですからね。

 


右に曲がりますよ。

 


止まりますね。

 


ゆっくりした声で、でもしっかり聞き取れる声で会話をすることが大事だと伺いました。

 


医療従事者には頭が下がります。

 


なるべく自分はお世話にならぬようにと改めて考える場となりました。

 


みなさんは車椅子介助のご経験がありますか。

 


「相手の立場に立って考える」ことは車椅子介助だけでなく普段からも大切なことですね。

週末の金曜日

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


今日11月25日はなんの日でしょうか。

 


その問いにみなさん即答できますか。

 


ブラックフライデー

 

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いえいえ日本では違う言葉があります。ブラックフライデーは元々はアメリカの感謝祭に由来のあるイベントですものね。

 


そうだプレミアムフライデー

 


日本政府が提唱した消費喚起策のプレミアムフライデーはいまや死語とも聞きます。毎月末の金曜日のことでしたがあまり盛り上がっていません。

 


今日は華の金曜日。はなきんです。

 


"夜遅くまで楽しめる金曜日"のことを指す言葉で、以前は毎週金曜日の過ごし方を楽しみにしました。

 


しかしこの言葉も死語ですね。

 


仕事終わりにチームで連れ立って飲みに行く機会は大幅に減りましたし、そもそも若手がついてきません。

 


これも仕事ですか?

残業代でますか?

 


職場によってはそんなやり取りもあるようです。

 


みんな自分の時間を大切にする時代です。

 


スキルアップのスクール通い、ダイエット目的のスポーツジム、友達と話題の飲食店周りなど。めいめいに楽しみます。

 


みなさんは今日の仕事終わりは何をしてお過ごしになりますか。

 


私は、うーん、そうですね。

 


"ブラックフライデー"を掲げたお店を見つけて、大阪市の"プレミアム商品券"を使って大いに"華金"を楽しむことにします。

 


みなさんも良い週末をお過ごしください。

前に出た高安

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


「前に出ました」

 


好調の錦富士に勝ってインタビューに答える高安の言葉です。

 


みなさんは連日熱戦を繰り広げる大相撲をご覧になっているでしょうか。

 

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高安は思い返せば今年に入り2度も優勝のチャンスを逃しています。

 


あと一勝。あと少し前に出ることができたなら・・。その悔しい思いを晴らそうと、今場所は並々ならぬ意気込みで臨んでいることでしょう。

 


高安頑張れ!

 


「前に攻める相撲を明日からも続けたい」と高安は闘志を内に秘めています。

 


前に攻める相撲。

 


前に出ることは相撲に限らずとも難しいことです。

 


守りに入らず攻める気持ちを忘れないこと。現状に甘んじず時代の変化に対応すること。とも言えます。

 


先日、2年前に家業を手伝う理由で離職した元従業員に街でばったり会いました。

 


人懐っこい笑顔は当時のままです。

 


近くのカフェで近況を伺うと、家業は絶好調で人手が足りないんだと羨ましい話です。

 


しかし、よくよく聞いてみると不満が止まりません。

 


古い体質の職場で、各部署の責任者は職人気質。自らの"勘"と"経験"で仕事をこなしていると言います。

 


高齢化も進んでいて自分が家業を継ぐには職人達の後継者の育成が何よりの課題だと頭を抱えています。

 


しかし何も変えようとしない職人はいい気なもの。今まで何十年もこのやり方で上手くやってきたからと変化を嫌います。

 


至る所で職人しか知らない情報がブラックボックス化しており、その都度職人に確認するしかありませんなら、とても安心して事業を続けることができません。

 


さらに、折角採用した人材も職人の乱暴な物言いと、"オレの背中を見て学べ"式の教育法では長く続く筈もなく、年中求人情報を出さざるを得ないんです。

 


従業員への不満が止まらない彼に、私は一つの思い出話をしました。

 


彼が在籍中に取り組んだある案件の話です。その案件とは「企業ホームページの刷新」。

 


当社の商材とは全く関係のない案件ですが、彼が担当する職場の人間関係の改善目的で彼が考え提案したんです。

 


ホームページの刷新は効果を上げました。

 


プロジェクトに参加した従業員は、自分たちはなんのために働いているのか。自分たちの強みや弱み、そして目指すべき方向は何処なのか。

 


従業員間で徹底的に話し合うことで、お互いのわだかまりも次第に消えていったといいます。

 


彼の提案は成功したんです。

 


結果、職場の風通しも良くなり、本業でも大きな利益に結びつく商談に至りました。

 


私の話が終わる頃、彼は当時を思い出したのか、もう一度前に向かって進んでみますと元気な表情になってくれました。

 


大相撲では、勝ったときの技を「決まり手」といい、やってはいけないことを「禁じ手反則」といいます。

 


職人たちを追い出して、時代にあった全く新しい職場にダイナミックに変化させることはトップならば可能です。

 


他国でメール一本で解雇を通告する従業員軽視の企業が注目され話題をなっていますが、私はこの手のやり口は「禁じ手反則」なのではないかと思うのです。

 


そうではなく正しい「決まり手」で勝ちましょう。

 


職場のみなで時間をかけて汗をかき、自分たちの"あるべき姿"が明確になれば、もう勝ったも同然です。

 


「前に攻める相撲を明日からも続けたい」

 


高安の言葉が聞こえてきます。

 


人は誰でも"ひたむきな力士"を応援したくなりますよね。

 


さぁ、みなさんは悩みをお持ちですか。

 


そんな時は禁じ手はいけませんよ。

 


あと一歩前に出れば状況が好転するかもしれませんから。

五臓六腑に染み渡ります

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


禁断のラーメン屋に行きました。

 


減量中にも関わらずです。だって友人に誘われたら断れませんよね。

 


今日は前々から気になっていた大阪千日前商店街道具屋筋にある「牡蠣ラーメン」専門店に行ってきました。

 


みなさんは牡蠣ラーメンを食べたことがありますか。

 


私は初めての経験です。

 

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このお店は昨年オープンしてから何度もテレビで取り上げられた話題のお店です。私も気にはなっていたんですよね。

 


その後の口コミの評判もよく値段も手ごろ。そして旨みの食材"牡蠣スープ"となれば期待しかありませんよね。

 


なんばグランド花月前を通り過ぎて一分ほどで到着します。

 


やはり行列が出来ていました。

 


暫くして店内に入りますと店内スタッフは声がけが徹底されています。

 


入店客へは"いらっしゃいませ"。

帰る客へは"またお越しをお待ちしています"

 


個々がバラバラに挨拶するのではなく、一旦手を止めて姿勢を正しお客様へ向かってスタッフ揃っての声がけ!です。

 


訓練されてますね。

 


店内はよくあるラーメン屋さんとは異なりダウンライトのオシャレな空間です。プロジェクションマッピングでも有名です。

 


しかし勝負はラーメンです。

 


"お待たせしました"揃ったスタッフの声と共に運ばれてきた一品は芸術品でした。

 


丼にはアツアツの湯気がたちのぼります。

 


牡蠣の香り、肉厚チャーシュー、平打ち麺、ぷりぷりエビ。その全てが一体となって作品が仕上がっています。早速いただきます!

 


ズズッ。こりゃ美味い!

 


五臓六腑に染み渡ります。

 


クセになる味は減量中には罪な店でした。

 


みなさんのお好きなラーメン屋さんはどちらですか。またどんなところがお勧めでしょうか。

ゾンビになりました

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


やられました。まさかです。

 


突然のことなので聞くとみなさん驚くことでしょう。でもみなさんには正直にお話しする事にします。

 


くぅー!泣けてきます。

 


残念ですが私が私として正常でいることができるのも今回の投稿が最後かもしれません。

 


既に私の体に変化が始まっています。

 


ゾンビ化・・・

 

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目は充血して真っ赤。体は鉛のように重くズッシリします。左腕は肩の付け根から少し下がったやや後ろ側が痛むんです。

 


指で押さえるとぐっとね。

 


私はこの変化を知ってるんです。映画で繰り返し見ましたから。

 


やがてこの感覚が全身に広がり周りの人へも影響を与えだすのでしょう。

 


飛びかかって噛み付くかもしれません。

 


そうです。私は「T-ウィルス」に感染させられたようなんです。

 


まさかうちの会社が裏で、あの巨大複合企業アンブレラ社と繋がっていたなんて信じられません。

 


きっとこの後私は、巨大な地下研究施設に連れて行かれて実験されるんです。

 


アンデットになるの怖いよぉ。

 


・・・なんて夢を見たんです。

 


実は先週打った職場の集団接種、インフルエンザワクチン接種が近年にないぐらい痛かったんです。

 


打った後もずっと腕が痛いし、両目とも真っ赤になりました。

 


だからバイオハザードの「T-ウィルス」に感染したと想像をしても不思議ではありませんよね。

 


でも帰宅後家族にその話をしても反応がみな冷たいんです。

 


家内に言っても取りあってくれませんし、娘には鼻で笑われます。やはり男は弱いんですかね。いや私だけなのか。

 


ところが3日目の今朝洗面所で目を確認するとすっかり元に戻っていたんです。

 


するとどうでしょうか、あれほど重かった体も軽く感じるし、もうどこも痛くありません。

 


私が寝ている間にアリスが来てそっと抗体ワクチンを打ってくれたに違いありません。

 


私が洗面所でニコニコしていると、気づいた娘が声をかけてくれます。

 


「よかったね。T-ウィルスが治って」

 


やっぱり娘は私のことを心配してくれてたんです。昨晩のつれないそぶりも心配の裏返しだったんですね。

 


家内の声が続きます。

 


「あれっ、まだゾンビにならないの?」

 


私のコーンスープを食卓に運びながら、まだからかってきます。

 


よーし決めました。本当にゾンビになったら一番に家内に噛みつくことにします。

 


今朝もリビングに笑顔と平和な時が流れます。

 


みなさんもワクチン接種はお済みですか。

 


これから接種される方はゾンビにならぬように十分ご用心くださいませ。

懐かしのべんべん

 

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


今日は"べんべん"風にスタートします。

 


べんべん?

 


ご存知ありませんか?

 


バナナのようでバナナでない、べんべん

レモンのようでレモンでない、べんべん

それは何かとたずねたら

 


カリン、カリン

 


こんなやつです。お粗末でした。

 


みなさんは"べんべん"でお馴染みの落語演目の「豊竹屋」をご覧になったことはありませんか。

 


義太夫に凝り固まった豊竹屋節右衛門は、何にでも節をつけ義太夫調で語らなければ収まりません。

 


その即興浄瑠璃に口三味線が得意な男が加わって始まる浄瑠璃セッションが笑いを生みます。

 


ミカンのようでミカンでない、

ダイダイのようでダイダイでない、

それは何かとたずねたら

 


キンカンキンカン

 


最近は浄瑠璃はもとより落語もあまりテレビで見なくなりました。

 


でもたまに見るといいですね。

 


今のお笑いとはひと味違う古典ならではの"間"もなかなかいけてますよ。

 


今はYouTubeで手軽に楽しめますから、まだ「豊竹屋」を知らないよ!という方がいましたら検索してお楽しみください。

 


ところで今日の盆栽紹介は"カリン"です。

 


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今朝降った雨で我が家のカリン盆栽から実が自然落下しました。落ちた身は全体が鮮やかな黄色に染まり正真正銘の完熟です。

 


とても綺麗でしょう。

 


みなさんに香りが伝えられないのが残念ですが、香りもとても良いのです。

 


そして効果効能。

 


カリンは喉の薬でお馴染みですが、毒性があるのでそのまま食べることはできません。

 


アルコールかハチミツに漬け毒性を抜くことで喉の薬として楽しめるんです。

 


私の盆栽鉢からは今年は2個の収穫がありました。

 


昨年は10個ほど収穫できたのでブランデーやホワイトリカーに漬けて楽しみましたが、今年は数が少ないですからハチミツ漬けにチャレンジしてみます。

 


ハチミツ漬けはアルコール漬けと違い2ヶ月ほどで完成するようなのでその頃にまた出来栄えを投稿する事にしますね。

 


みなさんの中に喉を使う声のお仕事をされている方はいませんか。もしくは冬場の乾燥に喉が弱い方はいませんか。

 


そんな時は市販の"のど飴"も良いですが"カリン"もお試しください。

 


自家製のカリンなら一層愛着も湧いてくるものです。スーパーの売り場でカリンの販売を見かけたら、是非お試しになってください。

ふうちゃんの教え

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


「西洋人は芝が好きだよね」って話しを聞きました。

 


確かに、サッカー、野球、ゴルフ、競馬など元々西洋から入ってきた多くのスポーツは芝を使っています。

 


足腰に優しいから。転けても怪我がしにくいから。そんな理由なのでしょう。

 


芝のイメージもいいですね。

 


遠足で訪れた先の公園に芝生のグラウンドがありますと、その上でお弁当を広げて食べたくなります。

 


また初夏の爽やかな風を感じる高原の映像を見ると「芝生に大の字になって寝てみたい」なんて想いに駆られます。

 


日本人の芝への馴染みはいつからなんでしょうか。

 


日本古来の庭づくりには"苔"は重要な要素としてありますが、"芝"が取り入れられたという記憶は私の中にはありません。

 


ですから、きっと敗戦後に海外から日本に取り込まれたんだろうぐらいに思っていましたが、いざ調べてみますと、意外に日本でも歴史は古いんです。

 


なんでも万葉集にも記述があると言いますから驚きませんか。私も考えを改めないといけません。

 


もっとも、西洋芝が日本に輸入され本格的に利用させるようになったのは明治以降。西洋人との交流が盛んになってからの話です。

 


まあいずれにせよ敗戦後に持ち込まれた海外からのお仕着せではなかったという事です。先入観はいけませんね。

 


人はものを見た時に、そのものに価値があるかどうかはその人の過去の経験によると言われています。

 


そのものとの関わりがなければ価値を全く感じないんです。

 


今日紹介する草物盆栽は"風知草"です。如何でしょうか。

 


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風知草は、芝と同じく稲科の多年草です。

 


その葉は細くて柔らかく、風に揺れる涼しげな葉を楽しむものとして昔から盆栽で愛されています。

 


私も大好きな植物のひとつです。

 


春から夏の間は緑の葉も、秋になると黄葉した姿もいいものです。

 


興味ない人からすると間違いなく"ただの枯れ草"ですが、好きな人からすると自然を感じる素材なんですよね。

 


同じ草でも見る人によって全く異なるのです。

 


人の扱いも同じかもしれません。

 


価値を理解され適材適所で活躍する方がいる一方で、価値を見出されず職場に埋もれ、枯れ草のような扱いを受けている人も大勢いるものです。

 


風知草は秋に紅葉した葉は冬場に枯れてなくなりますが、翌年の春にはまた元気に芽吹いてきます。

 


人も見習わなくてはなりませんね。

 


寒い冬の季節が過ぎればきっとまた輝ける日が来ますから。

 


みなさんは如何お考えでしょうか。