ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

贅沢病

こんにちは。ぼーんぐんです。


みなさんは痛風の痛みをご存知でしょうか。


痛風とは、ある日突然に足の親指などの関節が腫れて激痛に襲われる病気です。発作が起こると2、3日はとても歩けないほどの痛みが続きます。


私も2度ほど経験がありますが、足の親指がマンガのように倍ほどに赤く腫れ、痛さは例えようもありません。


みなさんの通勤途中でも足を引きずりながら歩いておられるサラリーマンを見掛けたら注意深く観察してみてください。


靴が履けずに片足だけスリッパの方は痛風かもしれませんので、足に触れぬように優しく大回りしてあげてくださいね。


痛風は別名「贅沢病」とも言われています。それは痛風の原因からくるものです。


痛風は体内の尿酸値が高くなると起きやすくなります。その尿酸が作られる原料となるのはプリン体なんです。


ではプリン体はどういうものでしょう。


プリン体は一般的にご馳走(贅沢な食事)に含まれる事が多いんです。例えばエビや白子、牛肉ロース、ヒレカニ味噌など。好んで沢山食べると発症しやすくなる事から贅沢病と呼ばれているのです。


ご馳走は控えめにするべきですね。


また贅沢病と呼ばれる別の病気に「江戸患い」もあります。みなさんは「江戸患い」をご存知でしょうか。


現代の日本人に広く浸透している1日3回の食事。その歴史は意外に浅く、習慣になったのは江戸の元禄の頃だと言われます。

 

町人が3食べる習慣には「暮らしが豊かになった」背景がありますが、その頃、江戸で流行った病が「江戸患い」だったのです。


今でいう「脚気(ビタミンB1欠乏)」です。

 

江戸の生活に比べて地方の生活はまだまだ素朴で、地方の住人には見られなかった病気であることから、この江戸患いに「贅沢病」という呼び名が付けられたのです。


生活が豊かになり、食が豊かになり、そうして訪れた健康被害は「痛風」も「脚気」も同じ事です。


体を元気にするために食べる食事が逆に病気を引き起こしていたのでは何をしていることか分かりませんね。


ご自身の一日の運動量を見ながら1日3食の習慣も見直したほうが良いかもしれません。


子供の頃に親から言われた「腹も身のうち」や「腹八分目」の言葉を今一度肝に銘じたいものです。


みなさんは贅沢病を患っておられませんか。適度な運動と素朴な食事が体には良いようです。


くれぐれもご注意下さいませ。

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