ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

イヤーワームにご注意ください

こんにちは。ぼーんぐんです。

 

雨が降ると気温がだいぶん変わりますね。

 

前日までは、足元のコンクリートから暑さが直に伝わってきましたが、一転今日は快適です。

 

もちろん雨による湿気は仕方がありませんから、室内ではエアコンの除湿のお世話になりますが、外気温が全然違います。

 

自然の降雨に感謝です。

 

今日はちょっとした雑談です。

 

先日昼食後にごろりとソファーに横になりくつろいでいますと、不覚にもそのあと居眠りをしていました。

 

「Zzz・・・」

 

どれくらい眠っていたのでしょうか、回覧板をお届けに来られた隣人のチャイムに起こされました。

 

急に起こされたからでしょうか、それとも窮屈な態勢で寝入ったからでしょうか寝起きが気持ちよくありません。しかも、先ほどから頭の中でメロディーがリフレインしているんです。

 

 

曲はTHE BLUE HEARTSの「リンダ リンダ」。

 

あの特徴的な「リンダリンダ リンダリンダリンダ・・」の部分が繰り返し頭の中で流れているのです。

 

もう何年も私はTHE BLUE HEARTSを聞いたことがありませんし、カラオケの十八番でもありません。また、この曲にまつわる過去のエピソードや思い入れも全くないのですが、どういう訳かサビのメロディが繰り返されているのです。

 

「まてよ・・この状況をこの間テレビで観たぞ。あれだよあれ・・」

 

私は先月放送のある番組を思い出しました。それはタモリさんの番組です。みなさんもきっと一度はご覧になっているあの番組です。

 

世にも奇妙な物語

 

先月中旬にその最新版「夏の特別編」が放送されました。その放送のなかに、今の私と似たような話があったんです。確か「メロディに乗せて」という題です。

 

ストーリーはこんな感じです。

 

「主人公のOLは、突然、頭の中で流れる音楽に困っていました。原因を調べようと通院しますと、世の中に3人しか発症例がない奇病だと診断されるのです。その奇病が発症すると、その曲に合わせた行動をとらないと、脳が異常反応を起こしてしまい、最悪の場合は死に至るというんです。そんな“脳内メロディ症候群”という奇病の話です。」

 

もちろんこれは架空の話ですが、「リンダリンダ・・」のリフレインが止まらないので、番組の主人公のように曲に合わせて陽気なふるまいをすれば、解消されるのではと考えたところです。

 

音楽が勝手に脳内再生される症状は、現実の世界で経験者も多く「イヤーワーム」と呼ばれているようです。

 

この「イヤーワーム」は米シンシナティ大学の調査によると、98%の人が日常的によく経験していて、女性の方が男性より長い時間続くことが多く、しかも不快感が大きいといいます。

 

ロンドン大学の発表した研究によると、「ボーっとしている時」に突然鳴り出すことが多いようです。

 

実験では、研究期間中に、頭に残りやすい音楽を聞かせて、その音楽が聞こえてきた時間帯を調査すると、「シャワーを浴びている時」「家事をしている時」「歩いている時」など、「認知的な負荷が少ない時」が一番多かったんだというのです。

 

私の場合も、昼食後にうたた寝をしていた際にリフレインが始まったので、状況は合致しています。

 

ではどうすれば止まるんでしょうか。記事は続きます。

 

・ほかの曲を聞く

・ほかの夢中になれることに集中する

・しりとりゲーム

 

他に気をそらすことが有効だとされ、もっと簡単に解消するには「ガムをかむ」ことも有効だと書かれていました。

 

たまたま机に置いてあった粒ガムを2つ口に含んで試してみますが、どうやら日本人には効果がないようです。

 

延々と鳴り響く「リンダリンダリンダ」の曲を、私はついに口に出して歌い出してみることにしました。

 

ドブネズミみたいに美しくなりたい

写真には写らない美しさがあるから

リンダリンダ リンダリンダリンダ

リンダリンダ リンダリンダリ・・

 

私がリビングで小声で歌っておりますと、不思議なことにキッチンから私の歌声に合わせて別の声が聞こえてきます。

 

リンダリンダ リンダリンダリンダ・・・家内の声です。

 

すべての謎は解けました。

 

家内が台所で夕食の準備をしながらスマホで「THE BLUE HEARTS」を繰り返して聞いていたようです。

 

私が昼寝中にその曲を何度も聞かされていたんですね。

 

「奇病でなくてよかった」

 

みなさんも昼寝の際にはイヤーワームにご注意ください。