ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

鼻水は飲み物ではありません

こんにちは。ぼーんぐんです。

 


綺麗好きで有名な経理の女性と遅めのランチを食べに行きました。

 


先月職場近くにオープンした洋食店です。注文したランチメニューが運ばれてくるまでの間に彼女がこんな話を始めました。

 


「こんなこと考えるのって自分だけなんでしょうか」と気になる口ぶり。昔から気になっていたものの口には出さずにいたそうです。

 


どんな話かと先を促すと、彼女はユニークな話を始めました。

 


まずは前置きから始まります。

 


「きっと自分が考えているほど人は気にしていないか、そもそも気付きもしていないことかもしれません。

 


だから今日話したからと言って理解してもらえないでしょう。それが分かっているからこそ今日まで話すことを躊躇い、心の中で葛藤していたんです。

 


でも自分だけで抱えていても辛いだけ、今日は思い切って話してみます。聞いてください」

 

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私は、運ばれて来たランチメニューのコーンスープへ、小さくちぎったパンを少し浸しながら頷いていますと彼女の話が先に進みます。

 


「これから季節は秋から冬に向かいます。そうすると気温も徐々に下がりだし空気も乾燥してくるでしょう。

 


そうすると人混みで流行り出すのが風邪ですよね。風邪と一言で言っても症状は様々です。

 


熱の出る方、関節の傷みを訴える方、咳やくしゃみに悩ませる方などですね。

 


そして良くある症状のひとつに鼻水があります。鼻水はバイ菌を外に出すための体に備わった機能です。

 


ズズズー、ズルズル

 


職場でも電車でも色んな場所で聞こえてくるようになると、私はその処置が気になるんです。」

 


「処置かい?」私が聞くと彼女は答えます。

 


「そう、その鼻水の処置です。みんなどうされていますか?

 


TPOをわきまえないといけませんが、一般的には鼻をかみ体の外へ出しますよね。

 


でも中には鼻水が垂れたり啜ったりを繰り返す人がいませんか。

 


潔く「チーン」と鼻をかんでしまえは暫くは平和になるのに、いつまでも別れを惜しむ人がいるんです。

 


でも私が昔から気になっていたことは、この事ではありません。

 


私が気になるのは体の外に出さない人のこと。そう飲み込んじゃう人です。

 


鼻の奥を鳴らして鼻水を一気に吸い上げたかと思うと・・・

 


その瞬間、私の手は止まりその先の行動に耳を澄ませてるんです。

 


ゴクリ

 


喉仏を上下させ鼻水を胃袋へ流し込む音が聞こえると、心の中で、"うわぁー飲んじゃったよ"って私叫んでるんです。

 


これ嫌なんです。

 


飲み込まないで鼻を噛んでほしい。もしくは吸い上げた鼻水はせめて口から吐き出してほしいんです。

 


そうは思いませんか?」

 


一気に話すと彼女はスッキリした様子です。そして私の目を見て同意を求めてきます。

 


私には彼女の身震いするくらい嫌な感情は十分伝わってきました。

 


「不快にならないように職場では周りへの配慮が必要だね」

 


そう答えたものの、考えてしまいます。

 


この彼女が例に出した人って誰なんだろう。思い切って話したってことは、まさか?おれ?いやフロアーが違うからそれはないな。

 


しかし気にしている人は彼女だけではないはず。また他のシーンもきっとあるはずです。

 


職場でのエチケット。

 


皆にとって快適な職場とは難しいですが、各々が気をつけて少しずつ良くするしかないのでしょうね。

 


みなさんなら彼女になんて言ってあげますか。また職場をどう改善なさいますか。