ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

ほんとうに大丈夫なのかい

こんにちは。ぼーんぐんです。

 

ウチの家内は大雑把な性格です。ですから家事は全般大雑把に行われます。

 

例えば炊事。

 

家内は消費期限が切れている食材も平気で料理して出してきます。まぁ”食あたり”もしませんし気付かなければどおってことない事なんですが。なんか引っかかるんですよね。

 

以前それとなく家内に聞いてみますと「冷凍しているから大丈夫よ」との事。そんなものでしょうか。

 

 

実は私が知らないだけで、世の中の主婦は多かれ少なかれ家内のような振る舞いをしていて、知らずに食べているご主人は「今日の料理もおいしいね」なんて会話がされているかもしれません。

 

冷凍神話。

 

確かに一見食品を冷凍保存すると劣化が止まりそうな気もします。しっかりとラップでくるんで適切に管理すると多少の延命も可能なんでしょう。

 

でも「いつまで?」という疑問も残ります。

 

以前見たテレビの番組では冷蔵庫もなかった昔の人は、食品の安全性を自分の舌で判断していたんだそうです。

 

これは食べられるか、それとも既に傷んでいて食べない方が良いのか。

 

そういえば私の子供の頃の公設市場や町の商店では、お肉屋さんも、魚屋さんも消費期限のシールを貼ってはいません。めいめいが自己責任で判断して調理していたんですよね。

 

それが徐々にスーパーマーケットやメーカー主導で消費期限や賞味期限を設定して販売促進するようになったのかもしれません。

 

今日も家内はスーパーで買い物をして帰ってきました。割引シールの張られた戦利品を袋一杯にしています。

 

そして買ってきた肉や魚の食材は、すぐに使うものを除いて早速冷凍庫で保管です。

 

保存時は買ってきた姿のままであったり、小分けしてタッパーやジップロックにいれたりと家内なりの工夫があるんでしょう。テキパキとおこなわれます。

 

そして夕食です。

 

今夜は息子の好きな”すき焼き”でした。ぐつぐつ煮立った鍋が食卓に運ばれてきます。

 

「うわぁ美味そう!」息子の目がハートになります。

 

牛肉はやんわりぷるぷる。うま味たっぷりの肉汁が重甘いつゆと絡んで噛むごとに肉の味が湧き出しそうです。

 

牛肉の横には柔らな豆腐、そしてザクザク食感の白菜、緑の菊菜、えのきだけ・・それぞれに個性が際立っています。

 

ひとつの鍋の中で幾種類もの食材を味わえる料理は最高ですね。

 

炊き立てご飯にお肉をバウンドさせていただきまーす。

 

***

 

食後、キッチン脇のごみ箱には「近江牛すきやき肉」のパックが捨てられていました。

 

”消費期限が1月”

 

私の後ろから家内が声をかけてきます。

 

「冷凍しているから大丈夫よ。よく火も通しておいたから・・」

 

主婦強し!

 

我が家の食の安全は家内の舌で保てているようです。

 

みなさんは如何お考えでしょうか。