ぼーんぐん。ものがたり

日常の暮らしの中で感じる心持ちをつぶやきます。

胃もたれダメダメ

こんにちは。ぼーんぐんです。

好きなだけ飲食し楽しいひと時を過ごした翌日は重い体を引きずりながらの起床です。

「あぁもう何もいらん。胃もたれだよ」

昨日の楽しかった会話を思い出しながら朝の身支度をしますが、どうにも体の切れがありません。

賢明なみなさんには無縁の事ですよね。

胃もたれとは、食事のあとや食間に胃が重く感じる症状のこと。暴飲暴食、加齢やストレスなどが影響して、胃の運動や消化機能が低下することにより、胃もたれが起こりやすくなるとあります。

はい。その通りです。

でも胃もたれしてしまったものは仕方がありません。暫くは食事をしないようにします。世の中には胃もたれに効果のある漢方薬もありますが今回は頼らずに済ませることにします。

一般的に食べ物には、消化しやすいものと消化しにくいものがあります。

焼肉、揚げ物、天ぷらなどの脂っこい食事は、ご飯やパンなどの炭水化物に比べると消化に時間がかかりやすく、胃にかかる負担も大きくなるため、胃もたれが起こりやすくなるんです。

昨晩の食事を思い返しますと「お赤飯」と「握り寿司」を中心に食べ「煮物」や「ポテトサラダ」をつまんだ程度ですから心配するものはありません。

なのになぜ胃もたれなんでしょうか。

「いやまてよ。再度思い返しますと”唐揚げ”や”サンドイッチ”もつまんだような・・。そういえば食後は”柏餅”も出てきてな」

やはり食べ過ぎの様です。

楽しい会話に花が咲きますと、つい食が進んでしまいますね。胃もたれは時間とともに解消されていきますから午後には解消されることでしょう。

さて、みなさんは「人の成長」も「食べ物の消化」と似ている部分があると思いませんか。

人は仕事を通して様々な経験を積みます。経験を頭の中で消化し、知識や手順、仕組みなどに変換します。このように仕事の消化とは、経験を意味付けできて記憶に蓄えられることです。

ですから、何の意味があるのかわからない経験は消化できない食べ物のようなもので記憶に蓄えられにくくなります。この場合、経験を重ねても仕事の習得は進みません。

食べ物の胃もたれの状態ですね。

難易度が高過ぎる訓練課題や、仕事の量が多すぎると過剰な負荷となり、意味付けするために必要な記憶が妨げられるからです。

人は経験を重ねることで成長しますが、経験の質で成長スピードは変わります。

良かれと思って実施している事が、過剰負荷の場合や過小負荷の場合、成長は想定したよりもゆっくりだったり、全く成長しなかったりするのです。

仕事が身につくとは必要とされる知識や方法等が記憶に保存され「考えなくてもわかる、できる」状態のことを言います。

そうなるためには、常に「経験は消化できているか」と問い続けることが必要です。

食も仕事も、その人にあった適切な量があるんですね。

みなさんは如何お考えでしょうか。