こんにちは。ぼーんぐんです。
最近「自己肯定感」という言葉をよく耳にするようになりました。しかしこの「自己肯定感」ってどんな意味があるのでしょう。
みなさんは「自己肯定感」について人に説明できるでしょうか。
自己肯定感とは「そのままの自分を肯定する感覚」のことです。ありのままの自分でよい、生きているだけで自分には価値があると自分自身で思えることなんです。
みなさんは”自分”がお好きですか。
2018年に行われた若い世代(13~29歳)の「自己肯定感」について調べた内閣府の資料があります。それによりますと「私は自分自身に満足している」の質問に”そう思う”と答えた日本人は45%にとどまっているんです。
低いですね。
ちなみに各国を比較してみますと次のようになります。
米国 86.9%
仏国 85.8%
韓国 73.5%
日本 45.1%
なんか残念ですよね。
では「自己肯定感が低い人」にはどのような傾向(特徴)があるんでしょうか。少し見ていきましょう。
<自己肯定感が低い人の特徴>
・過剰に周囲の人と自分を「比べてしまう癖」がある
・親や周囲からたくさん「叱られて育って」きた
・人の目や「人の評価を気にして」しまう
日本人の子供は、昔から躾(しつけ)と称して叱られることが多くありました。
最近でこそ褒めて育てる子供の教育法が取りざたされていますが、元来日本人は人を褒めることが慣れていないのかもしれません。
そうして子供のころから叱られて育てられますと、自分に自信の持てない大人になってしまうのです。そうしますと常に人に比べて「自分は劣っていないかを確認」しますから、人の目が気になって仕方がありません。そのような習慣が身につくのです。その習慣は社会人になっても続きます。
人からの評価を得ようと常に気を使います。
些細なミスに神経質になったり、叱られると自分の人間性まで否定されているかのように捉えてしまうのです。
このように自信のなさからくる自己肯定感を低くする習慣が、さらに負のループを加速させるのです。
みなさんは大丈夫ですか。思い当たる節がありませんか。
万一「私は自己肯定感が低そうだ」と自覚される方がおられましたら、次の習慣がご自身に当てはまらないかチェックしてみてください。
<チェックポイント>
・あなたは「完璧主義」ではありませんか
・あなたは「~しなくてはいけない」思い込みはありませんか
人は誤るものです。完璧ということ決してありません。
自分の足りていない部分にばかり目をやり「失敗しないように」とか「人に迷惑をかけぬように」といった消極的な行動をしていませんか。それよりもご自身の長所に目を向けて、長所を生かす術に知恵を絞りましょう。”自分は出来る”と念じて積極的に行動することです。
また思考が「~しなければならない」と思い込む”癖”があるようでしたら、少しでも早く改めねばなりません。この思い込みは「自分を縛る呪文だ」と心得て”ネガティブ思考”をやめましょうね。
そしてご自身の習慣が改まりましたら次は家庭を変えましょう。
次代を担う子供への教育方法を改めなければなりません。子供は親の言葉や環境に大きく左右されます。これからは褒めて伸ばしてあげることです。
子供の心理についての研究では「自分が大切にされていると感じられれば自分自身への満足感が高まる」と結果が出ているのです。
叱って育てるだけではなく、より多く褒めてあげる工夫をすることです。
さらに、日々の生活の中で子供を褒める習慣を身につけると、次第に親自身の自己肯定感も高まるといいますから一挙両得ですね。
そして職場です。
職場でも従業員同士の「自己肯定感」を高める習慣をつけましょう。アナログな取り組みで、相互に褒めあう仕組みを導入している企業もありますが、現代では”アプリ”も存在しているようです。
このアプリは、「仲間の良いところを見つけてお互いの理解を促し、信頼感を高める」目的で開発されたものです。SNSの”いいね”に似た操作性で、良いところを見つけたら本人にアプリで伝える仕組みです。
本人は人から良いところを褒めてもらうことで自信をもつことが出来ます。それにより意欲的に仕事に取り組めるのです。また周りのメンバーも双方のやり取りがアプリで見えていますから、褒められた人を見る目が変わり理解が進むのです。
そしてこれも褒められる側だけではなく、褒める側にも自己肯定感が上がる効果がありますから価値はありそうですね。
如何でしたか。自己肯定感が高まりそうでしょうか。
自己肯定感とは「そのままの自分を肯定する感覚」のことでした。
自己肯定感が低いと自覚のある方は、是非、負のループにつながる完璧主義や思い込みの習慣を改めて、ご自身の心を開放してください。
そうすればきっと「ありのままの自分でよい」「生きているだけで自分には価値がある」のだと思えるようになりますから。
みなさんは如何お考えでしょうか。