こんにちは。ぼーんぐんです。
今年の春先の話です。
Twitter上でヤマト運輸の配送員が、車いすに乗る人をサポートした動画が称賛されていました。
みなさんもご覧になったでしょうか。
動画はこんな内容です。
車いすに乗る人が、車道から歩行者通路(歩道)に移るときの段差で前に進めなくなっていたところに配送員が駆け寄り、段差のないところまで押してあげる姿が記録されていたんです。
動画を見ることで、親切な行動をした配送員と、その背景にある企業イメージが格段に向上しました。
私も誰かを「笑顔にしたり」「幸せにする」力を持っているのなら、その力を惜しみなく使おうと改めて考えたところです。私にとっては簡単な事でも困りごとを持った相手にとっては大きな意味になる場合があるからです。
先の配送員は、歩道のちょっとした段差を乗り越えるのに苦労していた人を見かけた際に自然に体が動いたんだと思うのです。
その行動は自発的なものでした。
「誰かに指示されて動いた」のでも「企業マニュアルに従った」わけでもありません。配送員の咄嗟の行動が素晴らしいと思います。
例え数分であっても、自分の作業の手を止めて相手の困りごとを解消してあげる行為は、簡単なように見えて誰にでもできる事ではありません。
きっと現場ではこんな挨拶が交わされたんではないかと想像します。
「ありがとうございます」
「お安い御用。がんばってね」
車いすに乗る人と、笑顔で去っていった配送員の間には、あたたかいものが流れていたことでしょう。
車いすを押す作業自体は配送員にとってお手の物。簡単な事です。
しかし「困っている人に気づけたこと」そして「躊躇なくその行動に移せたこと」に拍手を送りたいと思います。
私たちの職場や日常生活においても同じ事が言えます。
みな困っていることや悩んでいることがあるものです。
それにあなたは気付くことが出来るでしょうか。そしてその悩みをあならなら簡単に手助けできるとしたら行動に移せるでしょうか。
例えばこんな些細な事でもいいのです。
・話を真剣に聞いてあげるだけでも心が救われる人がいるかもしれない
・笑顔を向けるだけでも安心する人がいるかもしれない
・すこし手を貸すだけで喜んでくれる人がいるかもしれない
誰にでも親切にすることが大切だと思うのです。
「情けは人の為ならず」という日本の諺があります。
情けは決して他人の為だけではない、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるのだから、誰にでも親切にせよという昔の人の教えです。
社会の皆がそんな意識を持つことで、日本はもっと豊かになっていくんだと思います。
あなたに「誰かを笑顔にしたり」「幸せにする力を持っている」のならば、その力を惜しみなく使いませんか。
その結果、相手が笑顔になったなら、きっとあなたも素敵な笑顔になっていることに気付く筈ですから。
みなさんは如何お考えでしょうか。