こんにちは。ぼーんぐんです。
みなさんは「セイタカアワダチソウ」をご存じでしょうか
「セイタカアワダチソウ」は外来植物です。
私の子供の頃、国内で急速に広がりを見せ社会問題になっていました。その勢いから日本の在来植物が消滅してしまうのではないかと恐れられたからです。
しかしその後追跡調査してみると収束傾向にあると言われています。
「セイタカアワダチソウ」の生息範囲は拡大したものの自らの草丈を低くすることで、ススキやエノコログサといった在来植物と一緒に生育していることが分かったんです。
本来「セイタカアワダチソウ」は繁殖力が強く、大群落を作ることで知られています。
場所によっては人間の背丈の倍ほどにも伸びる草として、その名前の由来にもなっているのです。
ではなぜ草丈が短くなったのか。
識者によりますと、土壌の肥料成分が減ったことや「セイタカアワダチソウ」の根から出る「周りの植物の成長を抑制する化学物質」の影響を自らが受けることになってしまったなどの解説を聞くことが出来ます。
しかし私は「セイタカアワダチソウ」自身が変化したのではないかと思うのです。
そのままの姿で繁殖を続けると、やがて人間の目に留まり、すべて駆除されかねませんからね。今でいう空気を読んだんです。
一歩先を読んだ進化とは、強く優れるだけではなく「弱さも出すこと」が重要だということ。
昨今の世界的な感染症も、感染力を強くするために進化して「徐々に弱毒化」してるようです。
こうみると、植物も、菌も、自らの生き残りをかけて空気を読み「進化を遂げ」ているんですね。とても凄いことです。
それに引き換えて私たち人間はどうでしょうか。
何世紀もの昔から同じ争いを続けてはいませんか。自らの力を誇示し敵と味方に分かれてパワーゲームを繰り返していませんか。
国際的な大規模な争いから、職場の小さなチーム内にいたるまで、無意味な意地と、ちっぽけなプライド、独りよがりな拘りなどから繰り返しているのです。
そうではありませんか。
もしかしたら私たち人間だけが本当の進化の意味を分かっていないのかもしれませんね。
このままいきますと、やがて創造神(?)の目に留まり、すべて駆除されてしまいます。
そうならぬように、「弱肉強食」的発想を改め、「相互協力」「協調関係」「ウインウインの関係」などと申しますか、共存共栄の精神で参りたいと思うのです。
植物や菌にできて、人間にできないことはありません・・よね。
さあ、みなさんは如何お考えでしょうか。